単語を書いて覚えるとき、薄い字で書く人がいます。
単語の勉強は、声に出して覚えるほか、紙に書いて覚えることも効果的です。
漢字なら、形を正しく覚えなければいけません。
英単語なら、スペルを正しく覚えなければいけません。
漢字であれ英単語であれ、細かく覚えることが必要になるため、書いて覚えることになるでしょう。
書き取り問題が出題される試験なら、なおさらです。
書き取り問題では、正しく書くことが求められます。
効率的に覚えたいなら、より多くの感覚神経を使うことが有効です。
手を動かすことになるので、運動神経を刺激することになり、覚えやすくなります。
しかし、いくら書いて覚えるとはいえ、薄い字で書いていると、記憶効果は半減です。
薄く書いていると、なかなか単語を覚えられません。
薄い字で書いていると、脳への刺激が弱くなり、しっかり頭に入ってこないのです。
字を書く行為は、頭に刻み込む作業と同じです。
薄い字で書くと、脳にうっすらしか刻まれず、なかなか覚えられません。
運動神経への刺激が弱いため、脳への刺激も小さくなります。
濃い字で書くと、脳に深く刻み込まれ、しっかり覚えられます。
しっかり運動神経を刺激するので、脳への刺激も大きくなるのです。
しっかり単語を覚えたいなら、濃い字で書くことが大切です。
指先に力を入れながら、自信を持って、しっかり字を書きましょう。
芯の消耗は早くなりますが、気にすることはありません。
鉛筆でもシャーペンでも、筆記用具の値段はわずかな金額です。
むしろどんどん消耗させるつもりで書くほうがいいのです。
芯の消耗を気にするより、しっかり覚えることを優先させるほうが賢明です。
漢字でも英単語でも、書いて覚えるときは、濃い字で書きましょう。