公開日:2023年6月9日
執筆者:水口貴博

1日1日を大切に生きる30の人生習慣

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お伊勢参りは、毎日30キロ以上歩いていた。私たちは、たっぷり歩くことを忘れている。

お伊勢参りは、毎日30キロ以上歩いていた。私たちは、たっぷり歩くことを忘れている。 | 1日1日を大切に生きる30の人生習慣

江戸時代、お伊勢参りが流行しました。

お伊勢参りの際は、1日30キロから40キロほどの距離を歩いていたと言われています。

ハーフマラソンどころか、もはやフルマラソンに匹敵する長距離です。

もちろんお伊勢参りですから、1日では終わりません。

江戸から出発するケースで考えると、およそ460キロの距離があり、片道で15日、往復で1カ月かかります。

平坦へいたんな道だけでなく、もちろん山あり谷ありです。

1日30キロから40キロという距離を、毎日1カ月間続けていたことになります。

これは驚異的なことです。

1日でも大変なのに、1カ月も続けるのです。

「本当に毎日そんなに歩いていたの?」と信じがたいのですが、紛れもない事実です。

お伊勢参りは一般庶民が中心です。

もともと足腰を鍛えていた人なら別ですが、一般庶民の体力でそれだけ歩いていた事実にも驚かされます。

私たちに秘められた能力にはすさまじいものがあります。

つくづく人間は「やればできる生き物」ということを痛感させられます。

一方、現代人は便利な乗り物の普及によって、歩くことがめっきり減りました。

1日平均5キロ程度しか歩いていないといわれています。

1日1キロも歩いていないという人すらいます。

自転車や自動車、バスや電車、新幹線や飛行機。

便利な乗り物のおかげで移動は楽になりましたが、その分たっぷり歩く機会が減っているのです。

たまにはへとへとになるまで歩いてみてはいかがでしょうか。

私たちは、たっぷり歩くことを忘れています。

休日や週末など、時間に余裕のあるときにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

目的地を決めて歩くのも良し。

目的地を決めずに歩くのも良し。

歩いて、歩いて、歩きまくる。

足が棒になるまで、とことん歩いてみるのです。

たくさん歩いた分だけ、たくさんの人や景色と出会えます。

遠くまで移動できるので、ちょっとした冒険ができるでしょう。

へとへとになるまで歩くと、たっぷり運動ができるので、足腰も鍛えられます。

日頃たまっているストレスも、しっかり解消できます。

へとへとになるまでたっぷり歩くことは、フルマラソンを完走したのと同じくらいの達成です。

「私はやればできる人間だ!」と自信がつき、自己肯定感が高まるのです。

歩いた後は、シャワーや入浴を気持ちよく楽しめます。

夜はぐっすり寝られ、良い夢を見られます。

激しい運動は体を痛める危険がありますが、歩くことなら安全に運動を楽しめます。

私たち人間にとって歩くことは、とても大事なことです。

医学の父ヒポクラテスは「歩くことは人間にとって最良の薬である」という格言を残しています。

歩くだけで健康維持につながり、気持ちも明るくなります。

お金はかからないので気軽に取り組めます。

江戸時代のお伊勢参りを考えると、私たちはまだまだ歩く力を発揮できます。

私たち人間は「やればできる生き物」です。

たまにはへとへとになるまで歩くのも悪くありません。

たっぷり歩いたら、充実した時間を送ったことになるのです。

1日1日を大切に生きる人生習慣(26)
  • たまにはへとへとになるまで歩いてみる。
「失敗しない方法」と「成功する方法」は、似て非なるもの。

1日1日を大切に生きる30の人生習慣

  1. 毎日新鮮な気持ちでスタートすることを忘れていませんか。
  2. 布団を畳むことは、小さな模様替え。
    気持ちがすっきりして、よい1日をスタートできる。
  3. 成功したいなら「行動しながら勉強する」の一択。
  4. 挫折本を手に取って、大人のリベンジを果たそう。
  5. 星空鑑賞も素晴らしい芸術鑑賞の1つ。
    最近、星空を楽しんだのはいつですか。
  6. 火を起こす経験も、良い勉強。
  7. まず得意な仕事から始めて、調子を上げる。
  8. 当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいない。
  9. 宝くじに並ぶ人から学ぶこともある。
  10. 普段通りなのに「元気がないですね」と言われたら、活力のない雰囲気が出ているということ。
  11. グループの輪に入りたいなら、自分から動くことが大切。
  12. 魚釣りは、釣れる日もあれば、釣れない日もある。
    どちらも釣りの醍醐味。
  13. 普通にお願いするより、理由を添えてお願いするほうがいい。
  14. 旅先のトラブルは、必ず良い思い出になる。
  15. 上に上がろうとする本能を呼び起こせ!
  16. 「3、2、1」のカウントダウンは、0まで待たない。
    3で行動する。
  17. 日記に書くことがなくて困ったときは「天気」をネタにしよう。
  18. なぜ年を取ると、平凡な景色に感動できるようになるのか。
  19. 1日5分の瞑想が、人生の質を高める。
  20. 元気よく「元気が出ない」と言う人は、すでに元気が出ている。
  21. いいことの基準は、高いより低いほうがいい。
  22. 平凡な食べ物も、高級と思えば、リッチに感じられる。
  23. 理想の1日にチャレンジしよう。
    実現できたら、習慣化にチャレンジしよう。
  24. なぜ歴史を勉強すると、選挙に行きたくなるのか。
  25. モチベーションは「記録」から生まれる。
  26. お伊勢参りは、毎日30キロ以上歩いていた。
    私たちは、たっぷり歩くことを忘れている。
  27. 「失敗しない方法」と「成功する方法」は、似て非なるもの。
  28. 一歩踏み出した人からパワーをもらったら、気持ちが熱いうちに行動を起こそう。
  29. チャレンジ精神を持っている人は、年齢に関係なく、いつまでも心は若い。
  30. 生きていることは、当たり前ではなく、奇跡。

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