公開日:2023年6月9日
執筆者:水口貴博

1日1日を大切に生きる30の人生習慣

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当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいない。

当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいない。 | 1日1日を大切に生きる30の人生習慣

いい人になりたいならどうすればいいのでしょうか。

「当たり前のことに感謝できる人」になりましょう。

ふりや演技では不十分です。

真にそうなることが大切です。

世間には「当たり前」と言われていることが数多くあります。

食事ができるのは当たり前。

家があるのは当たり前。

蛇口をひねれば、水が出るのは当たり前。

家族や友人がいるのは当たり前。

仕事があるのは当たり前。

当たり前と言われることは数え切れないほどありますが、すべて錯覚です。

すべて素晴らしいこと、恵まれたこと、幸運なこと、そしてありがたいことです。

当たり前のように感じられるのは、単に慣れきっているだけです。

最初から存在したり手に入ったりしていると、それが普通に感じてしまい、何も感情を抱かなくなります。

当たり前に感じる錯覚を取り払ってください。

初心に返って丁寧に考えると、世の中に当たり前のことは1つもないことに気づかされます。

「食事ができるのは当たり前」といいますが、そうではありません。

過去には貧しい時代があって、まともに食事ができず、空腹に耐えた時期がありました。

現在でも食糧不足に苦しむ人は大勢いて、世界では9人に1人が飢餓に苦しんでいるといわれています。

「家があって当たり前」と思いますが、誤解です。

世の中にはホームレスの人も大勢います。

まともに雨風をしのげる場所がなく、身の危険にさらされている人もいます。

蛇口をひねれば普通に水が出ますが、当たり前ではありません。

過去には上水道が整っていない時代があり、水を手に入れるのに苦労したことがありました。

上水道が整備されている現在でも、長い間雨が降らなくて、水不足に苦しめられることがあります。

家族や友人がいることは当たり前に思われがちですが、誤解です。

生まれつき親がいない人や、離婚によって親に会えなくなった人もいます。

親がいても愛情に恵まれなかった人もいます。

「仕事があるのは当たり前」といいますが、違います。

過去には恐慌や不景気の時代があって、当時は職に就けない人であふれかえってきました。

現在でも、家庭や健康などの事情から、仕事をしたくてもできない人が大勢います。

世の中にはさまざまな立場の人がいて、数を上げれば切りありません。

当たり前と呼ばれることは、どれも素晴らしいこと、恵まれたこと、幸運なこと、そしてありがたいことです。

奇跡的なことと言っても過言ではありません。

いま一度、当たり前のことに感謝しましょう。

食事ができることに感謝。

家があることに感謝。

蛇口をひねれば水が出ることに感謝。

家族や友人がいることに感謝。

仕事があることに感謝。

当たり前のことに感謝できれば、常に満たされた気持ちでいられます。

「ありがとう」「ありがたい」の2つ言葉を口にすることが増えます。

不安や不満がすっと消え、心も軽くなります。

少々のトラブルがあっても動じなくなります。

当たり前のことに感謝できるようになれば、悪い人にはなりません。

すでに十分満たされるので、そもそも悪いことを考える発想がなくなるのです。

当たり前のことに感謝できるようになれば、いい人になれます。

当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいないのです。

1日1日を大切に生きる人生習慣(8)
  • 当たり前のことに感謝できる人になる。
宝くじに並ぶ人から学ぶこともある。

1日1日を大切に生きる30の人生習慣

  1. 毎日新鮮な気持ちでスタートすることを忘れていませんか。
  2. 布団を畳むことは、小さな模様替え。
    気持ちがすっきりして、よい1日をスタートできる。
  3. 成功したいなら「行動しながら勉強する」の一択。
  4. 挫折本を手に取って、大人のリベンジを果たそう。
  5. 星空鑑賞も素晴らしい芸術鑑賞の1つ。
    最近、星空を楽しんだのはいつですか。
  6. 火を起こす経験も、良い勉強。
  7. まず得意な仕事から始めて、調子を上げる。
  8. 当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいない。
  9. 宝くじに並ぶ人から学ぶこともある。
  10. 普段通りなのに「元気がないですね」と言われたら、活力のない雰囲気が出ているということ。
  11. グループの輪に入りたいなら、自分から動くことが大切。
  12. 魚釣りは、釣れる日もあれば、釣れない日もある。
    どちらも釣りの醍醐味。
  13. 普通にお願いするより、理由を添えてお願いするほうがいい。
  14. 旅先のトラブルは、必ず良い思い出になる。
  15. 上に上がろうとする本能を呼び起こせ!
  16. 「3、2、1」のカウントダウンは、0まで待たない。
    3で行動する。
  17. 日記に書くことがなくて困ったときは「天気」をネタにしよう。
  18. なぜ年を取ると、平凡な景色に感動できるようになるのか。
  19. 1日5分の瞑想が、人生の質を高める。
  20. 元気よく「元気が出ない」と言う人は、すでに元気が出ている。
  21. いいことの基準は、高いより低いほうがいい。
  22. 平凡な食べ物も、高級と思えば、リッチに感じられる。
  23. 理想の1日にチャレンジしよう。
    実現できたら、習慣化にチャレンジしよう。
  24. なぜ歴史を勉強すると、選挙に行きたくなるのか。
  25. モチベーションは「記録」から生まれる。
  26. お伊勢参りは、毎日30キロ以上歩いていた。
    私たちは、たっぷり歩くことを忘れている。
  27. 「失敗しない方法」と「成功する方法」は、似て非なるもの。
  28. 一歩踏み出した人からパワーをもらったら、気持ちが熱いうちに行動を起こそう。
  29. チャレンジ精神を持っている人は、年齢に関係なく、いつまでも心は若い。
  30. 生きていることは、当たり前ではなく、奇跡。

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