悪いが流れになっているときは、顔がうつむきがちになっていて、口角も下がり気味です。
いつの間にか覇気のない表情になっていて、暗い雰囲気を出ています。
下ばかり見ていると、前方不注意で危ないのはもちろん、気分も落ち込む一方。
これでは出る元気も出ません。
周りから見ると、元気がなくて落ち込んでいるように見えるでしょう。
近寄りがたい雰囲気が出ると、人も運も遠ざけることになり、良いことはありません。
ますます悪い流れを呼び込んでしまい、なかなか悪い流れを断ち切れません。
悪い流れを断ち切るには、まず背筋を伸ばしましょう。
イメージとしては「頭の上から糸で引っ張られているような姿勢」です。
全身のシルエットが美しくなり、堂々とした雰囲気が出てきます。
次に顔を上げましょう。
目線を上げて、しっかり前を向きます。
できれば、視線は上向きにしたい。
前を向くと視界がぱっと広がり、明るい光が目に飛び込んできます。
続いて口角も上げてください。
5ミリでいいのです。
口角を5ミリ上げるだけで、暗い表情から明るい表情へと変わります。
口角を上げると、表情筋から脳にポジティブな信号が伝わります。
脳は「この人は今楽しんでいるね。ハッピーなんだね」と良いほうに勘違いをして、気持ちを明るくする物質を放出します。
嘘でも良いから口角を上げていると、結果として本当に元気も出てくるのです。
明るい気分になるから笑顔になるのではありません。
笑顔になるから明るい気分になるのです。
小さなことに思うかもしれませんが、効果は絶大です。
背筋を伸ばし、顔と口角を上げると、だんだん悪い流れが消えていき、良い流れがやってくるのです。