公開日:2022年5月27日
執筆者:水口貴博

人生100年時代を生きる30の言葉

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1つの名前にとらわれる必要はない。出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。

1つの名前にとらわれる必要はない。出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。 | 人生100年時代を生きる30の言葉

成長に応じて名前が変わる魚のことを「出世魚」といいます。

出世魚といえば「ブリ」が有名です。

ブリは、生まれたときからブリという名前ではありません。

ブリという名前になるまでに、何度も名前が変わることで知られています。

関東地方では「ワカシ→イナダ→ワサラ→ブリ」という順で名前が変わっていきます。

「ボラ」も出世魚の1つです。

関西地方では「ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド」という順で変わっていきます。

少し名前が変わるのではなく、完全に名前が変わるところが面白いですね。

出世魚の名前の変化を知らないと、完全に別の魚だと思ってしまうでしょう。

しかも何度も名前が変わるのですから、ますますユニークです。

この面白さは、ぜひ私たちの人生に取り入れたい工夫です。

私たちも出世魚のように、成長やステージに応じて名前を変えてみませんか。

歴史を振り返ると、武士は江戸時代まで、元服の際に名前を変える風習がありました。

時代の移り変わりとともに武士はいなくなりましたが、名前を変える風習について、個人的に取り入れるのは「あり」でしょう。

1つの名前にとらわれる必要はありません。

「名前は1つでなければいけない」という固定観念です。

名前にはもっと自由度があります。

戸籍上の実名は1つであっても、自分でオリジナルの別名を付けることはあっていいのです。

私たちも出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみましょう。

常識にとらわれず、もっと自由な発想にチャレンジです。

高校生の自分、大学生の自分、社会人の自分。

独身の自分、既婚の自分。

会社員の自分、自営業の自分。

20代の自分、30代の自分、40代の自分など、成長やステージに応じて新しい名前を付けるのです。

もちろん50代や60代、70代や80代でも同じです。

成長するということは、出世するということです。

人生100年時代ですから、いろいろな名前を楽しんだほうがわくわくできて充実します。

今のあなたには、どんな名前がふさわしいでしょうか。

今の自分をイメージしながら「もう1つのマイネーム」を考えてみましょう。

「自分の名前を自分で名付ける」というチャレンジは、間違いなく新鮮です。

私たちも出世魚のように、成長やステージに応じて名前を変えてみると、出世した気分を楽しめるのです。

人生100年時代を生きる言葉(19)
  • 出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみる。
勉強は、学校に行かなくても、できる。

人生100年時代を生きる30の言葉

  1. 人生は、1時間40分の映画。
  2. 昔の楽しい思い出を振り返るより、これからの楽しい予定を考えよう。
  3. 毎月末に今月を振り返ろう。
    成果や反省点をチェックして、翌月に生かそう。
  4. 「毎日同じことの繰り返し」と思ったときは、間違い探しゲームの発想で、日々の違いを探してみよう。
  5. 人生に、同じ天気は1つもない。
  6. 美しいものを見る機会を、積極的に作っていこう。
  7. 仕事に役立たないことが、人生を豊かにする。
  8. 何かを始めるのに、遅すぎることはない。
    人生100年時代から見ると、まだまだ時間はある。
  9. しわは、顔にできる年輪。
    深みを与える力がある。
  10. 旅行は「行けるうちに行く」が正解。
  11. 自分で自分に宿題を出す人が、成長する。
  12. 苦手な食べ物に、期待の声をかけよう。
    「いつかおいしく食べられる日が来るといいな!」
  13. 「面白そうだから」という理由だけで、チャレンジしていい。
  14. 本音で話してくれる人を憎んではいけない。
    本音で話してくれる人こそ大切にする。
  15. 長所だけが個性ではない。
    短所も立派な個性。
  16. 「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。
  17. 今や人生100年時代。
    今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。
  18. 「面倒くさい」と思うのはいい。
    「面倒くさい」と言うのがいけない。
  19. 1つの名前にとらわれる必要はない。
    出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。
  20. 勉強は、学校に行かなくても、できる。
  21. 離婚しても、ネガティブに捉えない。
    「第二章の始まり」と考えよう。
  22. 貧しいと嘆いてはいけない。
    どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。
  23. 死ぬまで働くことを、不幸なことだと決めつけない。
  24. 季節の移り変わりは早い。
    せめて1つくらいは「季節らしい思い出」を作ろう。
  25. 人はいつ死ぬかわからない。
    大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。
  26. 怖いから足を止めるのではない。
    足を止めるから怖くなる。
  27. 病気自慢をしない。
    健康自慢をしよう。
  28. マティスは晩年、寝たきりのまま切り紙絵を制作した。
    人は何歳からでも、新しいことにチャレンジができる。
  29. 97歳で大学を卒業した男性がいる。
    年を取ると記憶力が衰えるのは、ジョークだ。
  30. 自分に「若い」と語りかけ、ヤングなアダルトになろう。

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