公開日:2022年10月10日
執筆者:水口貴博

人生100年時代を生きる30の言葉

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「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。

「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。 | 人生100年時代を生きる30の言葉

ぱっと名前を思い出せないときに便利なのが「あれ」「それ」です。

年齢を重ねてくると「あれ」「それ」が増えます。

「えっと、なんだっけ、あの人だよ」

「それ、取って。それ、それ」

ぱっと人や物の名前が思い出せず、会話に「あれ」「それ」が目立ち始めるのです。

たしかに指示代名詞は便利です。

実際の会話では「あれ」「それ」で問題なく通じてしまう場面が少なくありません。

固有名詞を使わなくても、会話の前後でわかってもらえることが多い。

長年寄り添う夫婦であれば「あれ」「それ」だけで意味が通じ、会話が成立するでしょう。

「あれ」「それ」は大変便利な言葉で、口癖になっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ここに落とし穴があります。

ぱっと名前が思い出せないからといって、安易に「あれ」「それ」に頼るのは要注意です。

指示代名詞が目立ち始めたら、脳の老化が始まっている証拠です。

人は、楽なほうに流れていきます。

脳は「使わない機能は衰えていく」という特徴があります。

日頃から「あれ」「それ」で済ませていると、思い出す力がますます弱くなり、脳の老化が加速します。

自分の言動を振り返ってみましょう。

「あれ」「それ」が目立っていませんか。

指示代名詞は便利ですが、だからといって頼りすぎないことです。

「あれ」「それ」を言いそうになったら、ぐっと喉で止めて、できるだけ固有名詞を使うようにしましょう。

「あの人」ではなく「○○さん」と、きちんと人の名前で言いましょう。

「それ、取って」ではなく「おしょうゆを取って」と物の名前を言いましょう。

これは意識が必要です。

すぐ言葉が出てこないときは、できるだけ思い出す努力をしてください。

思い出せないからといって最初から諦めるのではなく、少しでも努力をすることが大切です。

なかなか言葉が出なくてももどかしいこともありますが、努力をすることならできるでしょう。

記憶を掘り起こすように集中して、思い出す努力をすることです。

目を閉じると思い出しやすくなるので、良ければ試してみてください。

ちょっとコミュニケーションはぎこちなくなりますが、脳の健康には有効なことです。

状況が許すなら、ネットで調べてみるのも悪くありません。

日頃から固有名詞で答える意識を心がけると、脳の健康にも良いのです。

人生100年時代を生きる言葉(16)
  • 「あれ」「それ」を言いそうになっても、できるだけ固有名詞で答える努力をする。
今や人生100年時代。
今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。

人生100年時代を生きる30の言葉

  1. 人生は、1時間40分の映画。
  2. 昔の楽しい思い出を振り返るより、これからの楽しい予定を考えよう。
  3. 毎月末に今月を振り返ろう。
    成果や反省点をチェックして、翌月に生かそう。
  4. 「毎日同じことの繰り返し」と思ったときは、間違い探しゲームの発想で、日々の違いを探してみよう。
  5. 人生に、同じ天気は1つもない。
  6. 美しいものを見る機会を、積極的に作っていこう。
  7. 仕事に役立たないことが、人生を豊かにする。
  8. 何かを始めるのに、遅すぎることはない。
    人生100年時代から見ると、まだまだ時間はある。
  9. しわは、顔にできる年輪。
    深みを与える力がある。
  10. 旅行は「行けるうちに行く」が正解。
  11. 自分で自分に宿題を出す人が、成長する。
  12. 苦手な食べ物に、期待の声をかけよう。
    「いつかおいしく食べられる日が来るといいな!」
  13. 「面白そうだから」という理由だけで、チャレンジしていい。
  14. 本音で話してくれる人を憎んではいけない。
    本音で話してくれる人こそ大切にする。
  15. 長所だけが個性ではない。
    短所も立派な個性。
  16. 「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。
  17. 今や人生100年時代。
    今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。
  18. 「面倒くさい」と思うのはいい。
    「面倒くさい」と言うのがいけない。
  19. 1つの名前にとらわれる必要はない。
    出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。
  20. 勉強は、学校に行かなくても、できる。
  21. 離婚しても、ネガティブに捉えない。
    「第二章の始まり」と考えよう。
  22. 貧しいと嘆いてはいけない。
    どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。
  23. 死ぬまで働くことを、不幸なことだと決めつけない。
  24. 季節の移り変わりは早い。
    せめて1つくらいは「季節らしい思い出」を作ろう。
  25. 人はいつ死ぬかわからない。
    大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。
  26. 怖いから足を止めるのではない。
    足を止めるから怖くなる。
  27. 病気自慢をしない。
    健康自慢をしよう。
  28. マティスは晩年、寝たきりのまま切り紙絵を制作した。
    人は何歳からでも、新しいことにチャレンジができる。
  29. 97歳で大学を卒業した男性がいる。
    年を取ると記憶力が衰えるのは、ジョークだ。
  30. 自分に「若い」と語りかけ、ヤングなアダルトになろう。

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