人生に、同じ天気は1つもありません。
「同じ天気なら何度も経験している。晴れも雨も何度も経験している」と思うかもしれません。
たしかに大まかに言えばそのとおりですが、もっと天気の小さな点に目を向けてください。
マクロで見るのではなく、ミクロで見ましょう。
一言で「天気」といっても、実にさまざまな要素で成り立っています。
気温の変化、雲の動き、雲の形、風の強さ、風向きの変化、気圧の変化。
しかも刻一刻と変化する「動」もあります。
こうした小さな点に着目すれば、人生に一度として同じ天気はありません。
「昨日の晴れ」と「今日の晴れ」は、同じ晴れではありません。
気温の変化、雲の動き、風の強さに違いあります。
雨や曇りでも同じことです。
雨であれば、降雨量や降り方に変化があるでしょう。
曇りであれば、風向きや空模様に変化があるでしょう。
もちろん雪の日や嵐の日も同じことがいえます。
マクロでは同じでも、ミクロでは違います。
五感を研ぎ澄ませて、今日の天気を楽しみましょう。
今日と同じ天気は、二度とありません。
今日の天気は最初で最後と思えば、今日の天気をいとおしく感じるようになります。
この事実に気づけば、どんな天気も貴重に感じられるようになります。
毎日、今日の天気をしっかり楽しみましょう。
目に焼き付けるだけでなく、心にも焼き付けたい。
晴れであれ、雨であれ、日々の天気はすべて貴くて素晴らしい。
天気にも「一期一会」があるのです。