私たちは年齢を重ねるにつれて、不思議な時間感覚を覚えます。
どんどん時間の進み方が早く感じられるようになるのです。
子どものころは1年が長く感じられましたが、大人になると1年はあっという間です。
しかも年齢を重ねるごとに、ますます1年が短く感じられるようになります。
これは季節にも同じことが言えます。
時間の経過が早く感じるということは、季節の移り変わりも早く感じられるということ。
新しい季節がやってきたと思えば、すぐ去って行き、次の季節がやってきます。
暑い季節と思っているとすぐ涼しい季節がやってきて、気がつくと次は寒い季節になっているでしょう。
季節の移り変わりは早い。
「もう終わっちゃった」と驚かされます。
次から次へと季節が移り変わっていきます。
ぼうっとしていると、きちんと季節を楽しまないまま終わってしまうことが少なくありません。
年末になってから「今年も1年が早かった。季節らしい思い出がない」となってしまうのです。
そこで大切なのは「季節らしい思い出を作る」ということです。
季節らしい遊びやイベントを楽しむだけでいいのです。
季節らしい遊びやイベントを楽しめば、季節の実感が得られて、自然と印象的な思い出となります。
春であれば「春らしい思い出」を作りましょう。
夏であれば「夏らしい思い出」を作りましょう。
秋であれば「秋らしい思い出」を作り、冬であれば「冬らしい思い出」を作りたい。
たった1つでいいのです。
1つあるだけで、その季節を楽しんだ実感が得られます。
季節感を味わう機会となり、時の流れを実感する区切りとなるでしょう。
1年には4つの季節があります。
季節ごとに季節らしい思い出を作れば、1年で4つの思い出を作れます。
年末になれば「春にはこんなことをしたね。夏にはこんなことをしたね」と季節ごとの思い出を思い出せるでしょう。
1年の区切りが明確なって、時の流れを実感しやすくなるのです。
今は何の季節ですか。
1つでいいので、季節らしい思い出を作ってみませんか。
時間やお金が必要になることもありますが、思い出を作るためなら出す価値は十分あります。
季節らしい思い出を作ることは、一つ一つの季節を丁寧に味わうことになるのです。