役立つのかどうかというのは、自分が決めることではありません。
自分ではなく、ほかの人が見て感じ、思うことです。
ある人によっては本当に必要がないと思うこともあるでしょう。
しかし、ごくまれに「これを待っていた!」という人がいます。
人それぞれによって問題意識が違い、何を必要としているのかもそれぞれだからです。
たとえ同じ人でも、時が変われば悩みも変わるというものです。
そのときにどんな問題やトラブルを抱えているかで、必要としてくることも変わってきます。
恋愛に悩んでいるときには恋愛についての解決を求め、喧嘩をしているときには喧嘩の解決策を求めます。
自分が「こんなことは役立つわけがない」と思うことでも、ほかの人には待ち望んでいる可能性が大きいのです。
ビーズアクセサリーを作ることが大好きな人がいるとします。
アクセサリーを作って「何か役立つのかな」と思っても「それが欲しい!」と言ってくれる人が、世界のどこかに必ずいます。
役立つかどうかを決めるのではなく、ただひたすら、好きで楽しくしていることをやり続けていればいいのです。
自分がいいなと思うものは、どこかの誰かが同じようにいいなと思い、必要としてくれます。
ただ自分が好きなことをやっていれば自然に力が身につき、必要とする人が現れてくるのです。