質の前には「量」が必ず存在します。
質が得られるというのは、その前にたくさんの量が存在しています。
人がまだ字も読めない状態から言葉が話せるようになるのは、大量の言葉を聞いて、真似をするから発音ができるようになります。
だんだんコミュニケーションができているわけです。
私もそうです。
あなたも同じです。
言葉をマスターできたのは、父親母親から「言葉の大量の雨」を浴びることができたおかげです。
量をこなすことで結果として、後から質がついてきたわけです。
実際、小学校に入るころにはみんなが言葉をぺらぺらと話せる状態になっています。
日常生活では困らないほどのコミュニケーションが、教科書1つ読んでもいないのに習得できているというのは、驚異的なことです。
しかし、本当の勉強はそこからです。
小学校では、ひらがなの書き方、漢字の読み書き、文法、辞書の引き方などを覚えて、次には質を意識した言葉の習得を目指します。
量の後には質が手に入り、質の後には質そのものに意識を向けた方法が一番身につく方法なのです。
才能を磨いて量をこなせば、次には質を意識した磨き方に変えてみましょう。
どちらも大切な要素ではありますが、順番というものがあるのです。