あの世のことでくよくよ悩んでいる人がいます。
「死後の世界はどうなっているのだろうか」
「天国に行けるだろうか。地獄に落ちないだろうか」
「私の来世は誰になるのだろうか。どう決まるのだろうか」
あの世のことは誰にもわかりません。
死後の世界について語る人がいますが、それは想像で語っているだけです。
死後の世界を詳しく語る人は、実際に見たことも行ったこともない人ばかり、という共通点があります。
実際にあの世を体験したことのない人が、あの世について詳しく語ることは不自然なことです。
あの世がどうなっているのか、誰もわかりません。
そもそもあの世が存在するのかどうかも、わからないことです。
死後の世界がどうなっているのかは、死んだときにわかります。
ただし、死んだときはこの世にいない、という皮肉な現実があります。
つまり、生きているうちは、どんなに考えたところでわからないのです。
考えてもわからないことに余計な時間を使わないことです。
考えている時間がもったいない。
興味本位でちょっと想像してみるくらいならいいですが、時間をかけて真剣に考えないことです。
悩む必要も気にする必要もありません。
余計なところで時間やエネルギーを使っていると、現世の生き方がおろそかになります。
考えてもわからないことに、貴重な時間を使うのはもったいない。
考えてもわからないことは「わからない」でいいのです。
私たちは必ず最後、死ぬようにできています。
死から逃れることはできません。
死は、生きとし生けるものに定められた宿命です。
あの世がどんなところなのかは、死んだときのお楽しみにしておくくらいでちょうどいいのです。
大切なのは「この世を生きることに集中する」ということです。
私たちが生きているのは、この世です。
あの世を考えることにエネルギーを使うのではありません。
あの世を考える暇があれば、この世を生きることに集中しましょう。
目に前にある仕事にしっかり取り組みます。
やるべきことに全力投球すれば、結果を出していけます。
あの世のことを考えず「今をどう楽しく生きるか」「どう幸せに生きるか」にフォーカスを当てましょう。
人生は泣いても笑っても一度限りなのですから、もたもたしている暇はないはずです。
この世を生きることに集中するから、充実した日々が実現するのです。