人から好かれる人になるためには、感謝をする人になることです。
感謝をすれば、人相がよくなり、性格が穏やかになり、人との対立がなくなります。
しかし、誤解してほしくないのは、感謝を大げさに考えないでほしいということです。
すでにある、当たり前の出来事に感謝をすることから始めることです。
「今、自分が、ここにいる」という奇跡に、感謝するのです。
たとえば、自分が今ここにいるのはなぜでしょうか。
親がいるからですね。
生きているのはなぜでしょうか。
心臓が動いているからです。
そんな心臓は、自分の意志で動かしているわけではありません。
自然に勝手に動いているというこの奇跡に、まず感動してみませんか。
胸に手を当てて、鼓動している心臓を体で感じてみましょう。
「トクトク」と脈打っている心臓は、一生懸命にあなたを応援している声に聞こえてきませんか。
私は今26歳ですが、生まれてからの26年間、止まることなく動き続けているわけです。
雨の日も風の日も、起きている間だけでなく、寝ているときも、とにかく24時間365日です。
その間、1分たりとも休んでいないのです。
そう思えば、すごいと思いませんか。
「なぜこんなに私を生かそうと一生懸命になってくれているのだろう。疲れたら休めばいいのに」
そう思いはするものの、止まってしまえば私が死んでしまいますから、動いてくれている心臓に感謝しないといけません。
私を応援してくれている声にしか聞こえなくなるのです。
今まで止まらず動き続けている心臓のおかげで今の私が生きているのですから、私ができることはその心臓の努力に報いることです。
一生懸命に私も生きることで、心臓の努力に報いようと思います。