人間関係を面白くするコツは「推理ゲーム」という考え方にあります。
ビジネスでもプライベートでも、すべての人付き合いは推理ゲームだと思ってください。
人と接するたびに、推理ゲームのつもりで相手の心を想像してみましょう。
悲しい顔で話しかけてきた友人がいるとします。
相手の表情や雰囲気をヒントにしながら「こういうことを求めているのかな」と考えてみます。
相手の心は相手にしかわかりませんが、想像してみることならできるはずです。
名探偵になったつもりで推理してみてください。
慰めてほしいのか、アドバイスを求めているのか、話を聞いてもらいたいだけなのか。
相手の表情や雰囲気から相手の心を推理しましょう。
ただ話を聞いてもらいたいだろうとわかれば、聞き役に徹すると喜ばれます。
仕事においても、上司の心を推理してみます。
上司の性格や思考パターンを考慮すれば「上司は今こんなことを考えているのではないか」と想像ができるでしょう。
やるべきことが見えてきて、先回して動けるようになります。
上司から「気が利くね」「仕事が速いね」「ちょうど今お願いしようと思っていたところだ」と喜ばれるに違いありません。
プレゼントを贈る機会があるとします。
推理ゲームのつもりで「どんなプレゼントが喜ばれるだろうか」と推理してみてください。
食べるものが欲しいのか、身につけるものが欲しいのか、面白がるものが欲しいのか。
相手の好みや性格を考慮すれば、ふさわしい贈り物が見えてくるでしょう。
人と接する機会はすべて、推理ゲームを楽しむ機会になります。
推理ゲームを楽しめる上、推理が当たれば「人間関係が向上する」という報酬が得られます。
推理が外れても、ペナルティーはないので安心してください。
さっと気持ちを切り替え、次の推理チャンスに目を向けましょう。
人間関係の推理ゲームの良いところは「プラスになることはあってもマイナスになることはない」という点です。
最も面白いゲームは「人」にあります。
相手の心を想像ながら接すると、人付き合いは面白くなります。