本当に欲しいものは、値切りたい気持ちにはなりません。
値切ってしまうと、値切った分だけ安物に成り下がります。
安くなることで気持ちに緩みが生じて、尊重の念も小さくなり、それに対する愛情も思い入れも下がってしまいます。
本当に欲しい気持ちと矛盾が生じるため、値切ることに抵抗感を覚えるのです。
「本当に欲しい」という気持ちは勘違いであることが多い。
見栄、世間体、一過性の欲が関係していると、心が曇ったり感情が高ぶったりして、勘違いを招くことがあります。
さほど欲しくないものであっても、本当に欲しいものだと勘違いすることが多い。
喉から手が出るほど欲しくてたまらないものであっても、実は単なる思い込みであることが少なくありません。
自分の本心に気づくことです。
自分でも、自分の本心に気づけないことがあります。
「何とか値切れないか」「何とか安く手に入らないか」という考えが浮かぶなら、それは本当に欲しいものではありません。
欲しい気持ちがあるのは事実かもしれませんが、本当に欲しいものというわけではありません。
「本当に欲しい」ではなく「普通に欲しい」「とりあえず欲しい」という状態です。
本当に欲しいものはどう感じるのか。
正規の値段で欲しくなるものこそ、本当に欲しいものです。
本当に欲しいものは、正規の値段で欲しくなります。
本当に欲しいガジェットであれば、値切りたい気持ちにはなりません。
正規の値段で欲しくなります。
本当に欲しい高級ブランド品であれば、値切りたい気持ちにはなりません。
正規の値段で欲しくなります。
安く購入できる手段があっても、あえて正規の値段で手に入れたくなります。
本当に欲しいものは高い価値であってほしいため、値切りたい気持ちにはなりません。
本当に欲しいものは尊重の念がひときわ大きいため、値切るのは失礼に感じて違和感を覚えるのです。
こちらから値下げ交渉を持ちかけることもありません。
安物に成り下がってもらっては困るため「値切る」という発想にはなりません。
店員さんから「お安くできますよ」と言われても、丁重に断ります。
「お気持ちは嬉しいのですが、正規の値段で購入させてください」と答えます。
本当に欲しいものかどうか見極めるなら「値切りたい気持ちがあるか」という点で考えると、真実がわかります。
値切りたい気持ちがあれば、残念ですが、それは本当に欲しいものではありません。
本当に欲しいものであれば、正規の値段で欲しくなります。