人と話をしたくてもできないときがあるものです。
友人に電話をしたいが、忙しくて話を聞いてもらえない。
人と話をするときは、少なからず相手の都合を考えなければいけません。
タイミングが合わなかったり忙しくて時間がなかったりすると、話をしたくてもできないことが多いもの。
あるいは、喧嘩をしたり友人がいなかったりして、孤立状態になっているときもあるでしょう。
事情があって、自分の話を聞いてもらえないことがあるのではないでしょうか。
大丈夫です。
人と話をしたくてもできないとき、簡単な解決法があります。
自分と対話をすればいいのです。
自分の話を自分に聞いてもらえばいいのです。
自分との対話も、れっきとしたコミュニケーションです。
どうすれば自分と対話できるのか。
基本的な方法は「書き出す」です。
話したいことを書き出してください。
目の前に話し相手がいるものとイメージします。
友人でも恋人でも誰でもかまいません。
話しかけるかのように話したい内容をそのまま文字として書き出しましょう。
頭の中で思うだけでもいいですが、きちんと文字として書き出すほうが、見える化できるため効果的です。
書き出せば、自分と対話ができます。
書き出し方は、あなたの自由です。
「メモ帳」「日記帳」「ブログ」など、自分に合った形式で書き出しましょう。
アナログ形式・デジタル形式のどちらでもOKです。
手持ちの電子機器端末のメモ機能を使って、テキストとして書き出すのもありです。
話したいことを好きなだけ書き出しましょう。
たくさん書き出していくにつれて、すっきりした気持ちになって、人と話している実感が湧いてくるでしょう。
「こんな話をした。あんな話をした」
話したいことをたっぷり書き出せば「たくさん話した!」とすっきりできます。
人と話をしていなくても、できたことになります。
書き出すことは「思考の整理」にも役立ちます。
文字として書き出すことで頭の中が可視化されます。
さらに客観視にもなるため、物事を冷静に考えることができる状態になります。
「自分は今こんなことを考えているのだね。悩んでいるのだね」
「それならこうすれば解決できるね」
「うまくいかないときは、この代替案でいこう」
書き出していく中で具体性が生まれ、思考の整理ができるようになります。
物事を順序立てて考えることができるようになります。
ごちゃごちゃしていた考えが、次第に整っていくことが実感できるでしょう。
自分の考えを深掘りしていけるので、思考レベルが高まります。
書き出す行為は、対面のコミュニケーションにはないメリットがあります。
それは「無制限」というメリットです。
人に話を聞いてもらうときは、相手の都合を考えなければいけません。
カフェで話をするなら、せいぜい2時間もしくは3時間あたりが相場でしょう。
こちらの都合はよくても、相手の都合があって「ここでお開き」というタイミングがあります。
相手の都合があって話しきれないことがあるものです。
一方、書き出す場合は違います。
書き出す行為は、無制限です。
話し相手は自分ですから、人の迷惑を考える必要がありません。
自分の都合がつくかぎり、好きなだけ書き出せます。
状況が許されるなら、1日中でも可能です。
これほど自由なことはありません。
あなたの味方はあなたです。
人と話をしたくてもできないときは自分と対話して、すっきりさせましょう。
悩んでいることがあるなら、書き出すことで整理させていきましょう。
自分との対話こそ、あなたの成長を促すものなのです。