アフリカでは、片道15キロを2時間かけて徒歩通学する子どもがいます。
通学路の途中には、象やキリンが生息するサバンナを駆け抜ける必要があって大変危険です。
その地域では、毎年4、5人が象やキリンに襲われて命を落としています。
学校に行くだけで大きな危険と苦労が伴います。
しかも毎日です。
学校に到着するころには汗でびっしょりです。
世界には、交通機関が整っていない地域が少なくありません。
私たちにとって身近なスクールバスや公共交通機関も、世界を見渡せば、ない地域があります。
そのため学校までの長距離を歩いて通う必要があります。
子どもたちは「夢を叶えるため」と言います。
果てしなく長い通学路ですが、そこまでして子どもたちを駆り立てるのは夢があるからです。
「勉強こそ未来を切り開く手段」と信じて、めげずに遠方の学校に通っています。
苦労や危険を乗り越えてでも学びたい意欲があり、大きな夢を持っています。
それでも子どもたちは夢を叶えるため、必死で遠くにある学校に時間をかけて通っています。
勉強に燃えていて、いつも目をきらきら輝かせています。
世界には、多大な時間と労力をかけて徒歩通学する子どもたちがいます。
スクールバスや公共交通機関が整っていない地域もあるということです。
仕方ない事情とはいえ、頭が上がりません。
たかが通学と思いますが、子どもたちにとっては夢を叶えるための道のりです。
苦労や危険があるからといって諦めません。
苦労や危険より、学ぶ意欲のほうが強いということです。
自分には関係ないと言ってしまえばそれまでですが、実際にある現実として知っておく価値はあるでしょう。
こうした子どもたちの積極的な姿勢を見ていると、胸にぐっとくるものがあって学ばされます。
私たちは簡単に通学を実現できています。
スクールバスや公共交通機関があって、簡単に通学できるのは幸せなことです。
通学にかかる費用もほんのわずかです。
時間どおりに運行されていて、それが普通となっています。
遅延するとしても、わずかな遅れでしょう。
そして自由に学べる環境が整っていることは、もっと幸せなことです。
今日も世界のどこかには、学校まで徒歩で片道15キロを2時間かけていく子どもがいます。
必死の通学光景を想像してみてください。
自分もじっとしていられない衝動に駆られるはずです。