「コミュニケーションが苦手だから出会えない」
うまく意思疎通ができなくて悩む人がいます。
たしかにコミュニケーションが苦手だと、スムーズな会話は難しくなるでしょう。
思ったことをうまく伝えられない。
言葉で表現するのが下手だったり、スムーズに発音できなかったりです。
人付き合いだけでなく、恋愛でも支障を来すことが多くなるでしょう。
コミュニケーション能力が、人間関係を左右するのは事実です。
しかし「コミュニケーションが苦手だから出会えない」というのは大げさです。
ここに誤解があります。
コミュニケーション能力が、直接出会いの妨げになることはありません。
話ができないというより、話しかけていないだけです。
出会いがないというより、出会いに行っていないだけです。
コミュニケーションに対する苦手意識があるせいで、積極的な行動を渋っています。
「コミュニケーションが苦手」というだけで、出会いを諦めるのはもったいないことです。
コミュニケーションが苦手であっても、出会えます。
その人は、自分のコミュニケーション能力に自信がなくて、行動していないだけです。
出会いに行くことも話しかけることもしていないだけです。
自分の殻に閉じこもっているだけです。
世の中を見渡してみると、わかります。
コミュニケーションが苦手でも、出会いに恵まれる人もいます。
親しい友人がいる人もいます。
恋人がいる人もいれば、結婚している人もいます。
テレビを見ていても「この人はコミュニケーションが下手だな」という人が、人気者ということは珍しくありません。
コミュニケーションが苦手なら、苦手なりに話せばいいことです。
コミュニケーションが苦手とはいえ、話はできるはずです。
スムーズに話せなくても、意味が伝わればいいことです。
話し方がたどたどしくても、それはそれで味になります。
たどたどしい話し方を「魅力的」と思ってくれる人もいます。
スマートな印象はなくても、コミュニケーションは成立します。
会話量が少なくても問題ありません。
コミュニケーションが下手でも、誠意と意欲を持って話せば、きちんと伝わります。
熱意もきちんと伝わります。
スマートなコミュニケーションにこだわらないことです。
いっそのこと開き直ってください。
「コミュニケーションが下手でもいい」と。
その気になれば、コミュニケーションが苦手でも、意外と人付き合いがうまくいくことに気づくはずです。
もちろん出会いもあるのです。
「コミュニケーションが下手な人気者」も不可能ではないのです。