執筆者:水口貴博

心地よい睡眠の30の方法

  • 睡眠時間は、
    充電する時間であり、
    回復する時間。
心地よい睡眠の30の方法

睡眠時間は、充電する時間であり、回復する時間。

睡眠時間の重要性に気づいたのは、大学受験のころでした。
当時、浪人中だった私は、なんとしても次こそは合格する意気込みでいっぱいでした。
もう絶対に受験に失敗したくない思いから、当時、私は、できるだけ睡眠時間を短くしようと心がけていました。

元気のない生活は、睡眠不足が原因になっていないか。

あなたは今、元気ですか。
もし元気がなければ、もしかしたら睡眠不足が原因になっていないか、一度考えてみましょう。
単純に、睡眠時間が短いとなかなか元気が出ません。

勉強や仕事のできない人は、睡眠時間の短さを自慢する。

人間は、睡眠時間を短くする努力はしても、長くする努力はなかなかしないものです。
睡眠時間が短いと起きている時間が長くなり、得をしたような気分になります。
また睡眠時間が長いと、だらしない生活を送っていると思われてしまいます。

好循環を作り出すためには、昼間にしっかり頭と体を動かしておくこと。

夜にしっかり寝るコツは、昼間にしっかり頭と体を動かしておくことです。
どちらか一方しか使っていなければ、なかなか夜は寝つけません。
頭と体を両方動かして疲れるからこそ、夜はぐっすり寝られるのです。

「こうすればすぐ寝られる」というスタイルを作っておけばいい。

アニメ『ドラえもん』で出てくるのび太君の得意技は、すぐ寝られることです。
「今から寝る」と言って、3秒で寝てしまいます。
ドラえもんは「こういうことだけは早いんだから」とあきれるというおなじみの場面です。

睡眠は、最高の万能薬。

睡眠は、充電する時間であり、回復する時間です。
昼間の疲れを回復させ、やる気や元気を充電させる大切な時間です。
夜に落ち込んでいて元気がなくても、一度寝てしまえば、朝は前向きに元気になっています。

寝ている間にも、大量の水分が失われる。

人は、寝ている間におよそ200mlの水分が失われるといわれています。
寝ている間にコップ1杯分が、汗として発汗されると考えるといいでしょう。
睡眠中の体温調節のために、寝ている間も汗をかいているのです。

積極的に水を飲むと、体の調子がよくなる。

人の体の60パーセントは、水分でできています。
水の星、地球から誕生しただけあって、体の成分のほとんどが「水」でできています。
そのため水を補給しないと、体の至る所に不調が出てきます。

本当は睡眠時間が、長くなるように努力しないといけない。

ぐっすり長時間寝ることに、どうも日本人は罪悪感を抱いている人が多いようです。
「9時間も寝た」と言うと「だらしないね」と侮辱されます。
「そんなんじゃ、受験に合格しないよ」

寝る前に食べてしまうと、胃や腸に残業をさせてしまうことになる。

寝る前には、極力食べることは避けるようにしましょう。
寝る前に食べてしまうと、太ってしまうだけでなく、胃や腸に残業をさせてしまうことになります。
たしかに食べた後は、少しずつ自然な眠気がやってきて、気持ちよく寝られます。

忙しいときほど、しっかり寝ること。

忙しいときはつい睡眠時間も短くなってしまいがちです。
勉強や仕事で夜が遅くなれば、それだけ睡眠時間が短くなります。
しかし、忙しくて疲れたときこそ、睡眠時間は長くするように心がけることです。

人の受ける刺激の80パーセントは、目からの視覚情報。
疲れの原因も目によるものが多い。

私は疲れたときには、とりあえず目だけでも閉じるようにしています。
「疲れてきたな」と思ったら、意識的に目を閉じます。
目を閉じるだけでも疲れの取れ具合が、まったく違います。

表情美人は、十分な睡眠から作られる。

モテる人は、決まって表情が明るいことが特徴です。
明るい笑顔であり、また表情も生き生きしています。
不思議なことに、モテるからとはいえ必ずしも美男美女とは限りません。

朝の寝起きは、目も水分不足になっている。
目薬は、目の目覚ましにちょうどいい。

朝起きたときは、寝ている間まばたきをしていないため、目が乾燥した状態になっています。
普段起きているときは、無意識にまばたきをして、そのたびに目に水分を行き渡らせ目を潤します。
しかし睡眠中は、目は閉じた状態ですから、目の水分補給が難しくなります。

寝る前に考え事をすると、余計に寝られなくなる。

せめてベッドに入ってからは、余計な考え事をしないようにしましょう。
夜、ベッドに潜り込み、次の日のことを考えていると、そのうち眠気が消えて、眠れなくなります。
次の日のことを考えるほど、不安になり、眠気を飛ばしてしまいます。

睡眠時間も人生の一部。
人生の3分の1は、睡眠で占めている。

人は、つい起きている時間のことばかり考えてしまいがちです。
意識があるのは起きている時間であり、眠っている間は意識がないため、つい起きている時間だけが人生だと考えてしまいがちです。
あらためて考えると当然のことですが、寝ている時間もしっかり人生の一部であることにまったく変わりはありません。

寝起きが気持ちいいかどうか。
これが「睡眠」と「快眠」の違い。

単なる寝るという「睡眠」と、ぐっすり気持ちよく寝るという「快眠」は似ているようで、実は違います。
起きている時間でも、楽しさに大小の違いがあるように、睡眠にもどれだけ心地よく寝られるかに大小の差が出てきます。
もちろん「睡眠」より「快眠」であるほうが、より深く気持ちよく寝られます。

かっこ悪いからと、否定しない。
時には快眠グッズも効果的。

デパートの快眠コーナーへ行けば、快眠グッズというのが必ず置いてあります。
気持ちよく寝られる枕や、耳栓、アイマスク、また快眠を誘うCDなど、いろいろな種類があります。
こうした快眠グッズたちを、時には効果的に使うこともポイントです。

強がっている人ほど、風邪気味で出社する。
風邪を引いてからではなく、引く前に寝よう。

風邪の予防は、事前の対策が大切です。
会社では、風邪気味の人が「風邪気味なので早退します」と早めに帰るという光景を目にします。
しかし、そんな人に限って、次の日も思うように回復せず、会社を休みます。

差がつくのは、起きている時間より寝ている時間。

意外に思われることかもしれませんが、人間が差をつけるのは起きている時間より、眠っている時間のほうです。
人との競争の中にいるとき、起きている間のことばかりを偏って考えてしまいがちです。
「活動するのは、起きている時間」

夜中の電話が、睡眠の邪魔をする。

寝ている間は、少しでも睡眠の質を高くすることです。
睡眠の質が高いと、疲れが取れ、起きたときの爽やかな心地があります。
寝ている時間を阻害されないように、起こされるような邪魔者はできるかぎり排除しておくことです。

「睡眠時間を短くする努力」より「睡眠時間を長くする努力」をする。

現代社会の中で、目覚まし時計を使い、睡眠不足でも無理やり起きる手段があります。
また単純に、寝る時間が夜遅くなり、睡眠不足ということもあります。
テレビを消して、さっと寝ればいいものを、面白い番組があることを言い訳に、寝る時間を遅くしているわけです。

本番前は、早めに寝ない。
いつもどおりでいい。

テストや試合の本番前は、前日に少しでも好体調でいられるように、いつもより早めに寝ます。
いつもは夜遅くまで勉強している人が、こんなときに限って早寝早起きをしようとします。
少しでもテストや試合でよい結果が出るように、体調を万全に整えたい気持ちもわかります。

頭を起こすことで、目が覚める。

「朝はいつも眠い。何とか起きられるよい方法はないのか」
こうした悩みは特に低血圧の人に多いようです。
低血圧の人は朝の血流量が少なく、エンジンがなかなかかかりづらく、朝起きることにとても苦労をするようです。

どうしても眠れないときは、開き直って本を読む。

ごくまれに、私は夜どうしても寝られないときがあります。
あまり疲れていないときや、コーヒーを飲んでしまい、カフェインのせいで頭がえてしまっているときなどです。
「寝たいのに、寝られない」

寝室の空気の質が、睡眠にも影響を及ぼす。

空気が汚くて、体調が悪くなった経験はありませんか。
部屋の空気が悪いため、寝つきが悪いという経験はありませんか。
部屋の中、特に寝室の空気は大切で、睡眠に大きく影響を与えます。

不規則な生活をしているからとはいえ、頑張っている姿だとは限らない。

「最近、不規則な生活になっていて本当に大変だよ」
あなたは、こんな言葉をつい口にしてしまったことはありませんか。
「自分はこんなに不規則な生活をしているんだ。大変そうだろ。すごいだろ」

「夜、頑張ります」は嘘。
頑張るのは「朝」しかできない。

私が実際に経験した失敗談をお話しします。
学生のころ、勉強は夜によくやっていました。
夜のほうが静かで、集中ができるような気がしたからです。

「眠たい」は、睡眠不足という証拠。
眠たければ、もっと寝たほうがいい。

体を動かした作業なら、午後でも動かせます。
しかし、頭を使った知的作業(暗記、計算、読書、考え事)は、必ずと言えるほど午前中のほうが集中でき、効率よくできます。
朝は、脳の疲れが取れていてすっきりしている時間です。

いつも十分に睡眠が取れている人は、大事な場面でも徹夜ができる。

普段は徹夜をする必要がなくても、徹夜をしなければならないときがあります。
テスト前日や仕事の締め切りが迫っているときなどです。
「寝たいけど、寝るどころではない」

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