執筆者:水口貴博

想像力を鍛える30の方法

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想像力と頭の回転を、同じと考えない。

想像力と頭の回転を、同じと考えない。 | 想像力を鍛える30の方法

「想像力を鍛えるには、頭の回転を速くすればいいのではないか」

そう考える人もいるでしょう。

想像力は、脳で行われることなので、頭の回転とつながりがありそうな気がします。

もちろん頭の回転が速ければ、想像するのも速くなるでしょう。

素早くイメージを浮かべたり、素早く連想したりする点では、頭の回転は役立ちます。

頭の回転が、想像力に悪影響を及ぼすことはありません。

頭の回転も、遅いより速いほうがいいのは間違いありません。

想像力を鍛えるトレーニングと頭の回転を速くするトレーニングにつながりを感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、ここに誤解があります。

基本的に頭の回転と想像力は、別と考えてください。

かぶっている部分もありますが、厳密には違います。

頭の回転とは「思考のスピードが速いこと」をいいます。

たとえば、素早く計算したり、論理的思考が速かったり、スムーズに判断や決断をしたりなどです。

一方、想像力とは「イメージを思い描く力」をいいます。

たとえば、過去の出来事を思い浮かべたり、新しいイメージを創造したり、アイデアを生み出したりなどです。

どちらも脳を使った作業ではありますが、脳で使われる領域が異なります。

ざっくり言うと、頭の回転は「脳全体」で行われますが、想像力は「前頭葉」で行われます。

頭の回転を速くするトレーニングで、想像力も鍛えられるは限りません。

想像力を鍛えるトレーニングで、頭の回転が速くなるとも限りません。

どちらも脳を鍛えることに変わりなく、かぶっている部分もありますが、基本的に別物と考えるのが妥当です。

「想像力を鍛えるために、頭の回転を速くしよう」と考えると、的外れになる可能性が高い。

そのため、想像力を鍛えるトレーニングと頭の回転を速くするトレーニングは、別と考えたほうがいいでしょう。

頭の回転と想像力は、異なるものなのです。

想像力を鍛える方法(20)
  • 想像力と頭の回転は別と考える。
音楽には、潜在的な想像力を発揮しやすくなる。

想像力を鍛える30の方法

  1. 想像力は、人だけに備わった特殊能力。
  2. 想像力には、無限の可能性がある。
  3. 想像力を鍛える基本は、まず想像すること。
  4. 本を読むだけで、想像力を鍛えることができる。
  5. 挿絵のない小説は、想像力を鍛える最高の教材。
  6. 想像力を鍛えるなら、好きなことを考えるのが近道。
  7. テレビばかり見ていると、想像力の低下を招く。
  8. 映画鑑賞は、想像力を鍛えるトレーニングになる。
  9. 音声コンテンツは、想像力を鍛えるのに適したメディア形式。
  10. 想像力を鍛えるときに意識したい、3つのポイント。
  11. 想像力を鍛えるトレーニングに、場所も準備も必要ない。
  12. 日記やエッセイを書くことは、想像力を鍛える。
  13. 行動力を上げることは、想像力を鍛えることになる。
  14. 経験を増やすことは、想像力を鍛えることにつながる。
  15. 想像力を鍛えるなら、旅をするのが近道。
  16. ストレスは、想像力の大敵。
    リラックスすればするほど、想像力が働くようになる。
  17. 普通に会話を楽しむことも、想像力を鍛えるトレーニングになる。
  18. 芸術家にとって、想像力は、スキルより大事な能力。
  19. 想像力が豊かな人は、子ども時代にたっぷり遊んだ経験がある。
  20. 想像力と頭の回転を、同じと考えない。
  21. 音楽には、潜在的な想像力を発揮しやすくなる。
  22. 図鑑・画集・写真集は、想像力をかき立てるネタの宝庫。
  23. 真剣におしゃれを考えることは、想像力を鍛えるトレーニングになる。
  24. 新しい行動パターンには、新しい変化・刺激・出会いが待っている。
  25. 童心に返る機会を作って、子ども心を取り戻そう。
  26. 相手の立場を考える癖がつけば、自動的に想像力が鍛えられていく。
  27. 漫画や空想画を描いてみよう。
    描けば描くほど、想像力が鍛えられる。
  28. 説得や口説き方を考えることは、想像力を鍛えるトレーニングになる。
  29. 人生計画を練ることは、想像力を鍛えるトレーニングになる。
  30. 人間観察して、その人の過去や未来を自由に想像してみる。

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