すべての人との出会いは、まず初対面から始まります。
初対面で気になることの1つが、相手の年齢ではないでしょうか。
「相手は、自分より年上だろうか年下だろうか」
見た目で明らかにわかるなら別ですが、なかなか判断が難しい状況があります。
年齢が気になるのは自然な欲求です。
相手の年齢を聞きたくなるのはいいですが、聞くタイミングが大切です。
人付き合いが下手な人は、初対面ですぐ年齢を聞きたがります。
相手の年齢に興味があり、自分より年上か年下かが気になります。
もちろん初対面ではなく、すでに打ち解けた関係なら、普通に年齢を聞くのはいいでしょう。
もっと相手を理解するため、相手の年齢を知っておいたほうが、人間関係では便利であるのも事実です。
しかし、初対面で出会ってすぐ年齢を聞くとどうなるでしょうか。
たまたま相手と同じ年齢ならまだいいですが、多くの場合、年齢に違いがあるもの。
初対面ですぐ年齢を聞くと、せっかくの出会いに悪い影響を及ぼす場合があります。
年齢を聞いてしまうと、年齢で相手を見てしまうようになり、自然と上下関係が生まれます。
自分より年下なら、年下と接する態度になるでしょう。
自分より年上なら、年上と接する態度になるでしょう。
年齢に関するさまざまな先入観や固定観念が湧き、スムーズな人間関係を妨げやすいのです。
初対面に限って、年齢は積極的に聞かないほうが賢明です。
人付き合いが上手な人は、初対面の際、あまり相手の年齢を気にしません。
むしろできるだけ年齢を聞かないように心がけます。
必要になったときだけ、年齢を聞く程度。
自分の年齢も、相手から聞かれるまで積極的に言いません。
年齢を知らないほうが、お互い余計な先入観や固定観念に振り回されず、対等に接することができるようになります。
相手の年齢がわからないからこそ、相手の話や中身に集中しやすくなります。
結果として、親しくなりやすいのです。