最初から人付き合いが上手な人はいません。
どんな人でも、人付き合いが下手な状態からスタートします。
最初はどんなことが迷惑になるのかわかりません。
そんな接し方が相手に喜ばれるのかもわかりません。
誰でも最初は人付き合いが下手な状態から始まりますが、年齢と経験を重ねるにつれて、下手なままの人と上手な人にわかれます。
その差はどこから生まれるのか。
それは、反省・改善・吸収の習慣にあります。
人付き合いが下手な人は、付き合い方を反省しません。
「相手に迷惑をかけてしまったな」と思うものの「まあいいか」で済ませます。
もしくは、相手に迷惑をかけた瞬間に忘れます。
反省がないので改善もありません。
何度も同じ迷惑を繰り返してしまい、なかなか人付き合いが上手になりません。
「自分は人付き合いが下手だな」と思いつつも、自分のどじな性格を悔やんで終わりです。
逆に人付き合いの中で素晴らしいマナーや気遣いに接しても、普通に感心するだけで終わりです。
自分の習慣に気持ちのよいマナーや気遣いを取り入れることはありません。
そのため、付き合い方に成長のない状態が続くのです。
一方、人付き合いが上手な人は違います。
人付き合いが上手な人は、反省・改善・吸収の習慣があります。
相手に迷惑をかけてしまったときは、自分の行いを振り返り、反省します。
「こうしておけばよかった」と悔やんだことは「次からこうしよう」という改善を見つけ、今後に生かします。
一方、人付き合いの中で素晴らしいマナーや気遣いに接したときは、感心するだけで終わりません。
素晴らしいマナーや気遣いは真似をして、どんどん吸収します。
悪い行いは改善して、素晴らしい行いは習慣に取り入れるので、どんどん人付き合いがうまくなります。
他人から強制や命令されるのとは違い、自分の意思と責任で心がけるため、よく身につきます。
反省・改善・吸収の習慣があるので、少しずつ人付き合いがうまくなっていくのです。