合同の企業説明会では、面白い現象が起こりがちです。
2極化です。
人だかりができているブースは、一目で人気とわかります。
人気であるとわかれば「なんだろう」と思ってさらに人が集まり、余計に混雑します。
ラーメン屋に行列のできていると、行列が気になって、余計に混み合うのと同じです。
逆に、すいているブースは、あまり人気がないとわかります。
「魅力の乏しい企業なのだろう」「売り上げも知名度も低いのだろう」など、寂しい印象を受けるのではないでしょうか。
すいているところは、そこに向かうのも恥ずかしく感じることでしょう。
混んでいるブースはもっと混み合い、すいているブースはもっとすいてしまいます。
合同企業説明会では、ブースの2極化が生まれやすいのです。
しかし、すいているブースが悪いと考えるのは誤解です。
よくよく考えて見れば、そう見えるだけなのです。
余裕があれば、すいているブースものぞいてみましょう。
人がすいている分、担当者は親身になって、詳しく説明してくれるでしょう。
興味がない企業でも、見聞を広げるつもりで話を聞いてみます。
実際に話を聞いていると、意外に魅力のある企業かもしれません。
自分の希望に合った企業かもしれません。
すいているブースが、運命の出会いということもあるのです。