執筆者:水口貴博

エントリーシートで心がける30の書き方

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印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではない。

印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではない。 | エントリーシートで心がける30の書き方

もちろん修飾語は使っていいのです。

ここで注意したいのは、あくまで「大げさな修飾語」です。

修飾語を大げさにすると、偽りに聞こえやすくなるため、かえって信用を下げる場合があります。

印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではありません。

たとえば、笑顔をアピールするとき、次のような言葉があるとします。

「どんなときも太陽のような笑顔を心がけ、燃えるように熱い愛を込めて、仕事に全力で体当たりします」

笑顔を強調したいのはわかります「太陽のような」「燃えるように熱い」などの修飾語が、少し大げさですね。

修飾語が目立ちすぎると、肝心の内容がすっと頭に入ってきません。

言葉を印象的にするなら、修飾語を大げさにするのではなく、シンプルな言葉の範囲で工夫するのが得策です。

「私は笑顔が大好きです。どんなときにも笑顔を心がけ、相手を明るい気持ちにさせていきます」

シンプルで素直な言葉ですが、笑顔に対する前向きな姿勢がしっかり伝わりますね。

すっと頭に入り、じんわり心が温まり、後味のよい言葉です。

また、キャッチフレーズとして表現するのもいいアイデアです。

「『つらいときこそ笑顔』をモットーに、いつも元気で前向きに取り組みます」

キャッチフレーズにすれば、強く心に刻みつけられるため、シンプルな言葉でも印象的になるのです。

エントリーシートで心がける書き方(8)
  • 言葉を印象的にするために、大げさな修飾語は使わない。
最初からしっかり仕上げる必要はない。
最終的にしっかり仕上げればいい。

エントリーシートで心がける30の書き方

  1. エントリーシートとは。
  2. エントリーシートの扱いは、履歴書と同様に重視される。
  3. エントリーシートの作成は、意外に時間がかかる。
  4. エントリーシートを書きながら、自己分析をしない。
  5. まず大切なのは、エントリーシートを作成するときの心持ち。
  6. 聞かれたい質問は、エントリーシートに記載して、面接で質問されやすい状況を作る。
  7. 簡潔であることを、恐れない。
  8. 印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではない。
  9. 最初からしっかり仕上げる必要はない。
    最終的にしっかり仕上げればいい。
  10. 取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながる。
  11. エントリーシートは、手書きとパソコンのどちらで作成すべきか。
  12. 小さな字でたくさん書かれた文章は、第一印象が悪くなりやすい。
  13. 数行の文章だから、手間暇を減らすのではない。
    数行の文章だから、手間暇を増やす。
  14. 無地の欄に字を揃えて書くための意外な道具とは。
  15. パソコンで応募書類を作成する際は、フォントに注意。
  16. きれいな字で書こうと思うだけでは、きれいな字は書けない。
  17. 夜に書いたエントリーシートには要注意。
  18. 疲れや眠気を我慢して書いたところで、いい文章は書けないだろう。
  19. 心の状態は、そのまま文章にも表れる。
  20. 適度な休憩は、より良いエントリーシートを作成するコツ。
  21. きれいな文面でも、丸写しをしたとわかる内容では、相手の心を動かせない。
  22. 強烈な2大アイキャッチ効果は「手描きのイラスト」と「カラー」。
  23. 「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」。
  24. 証明写真も、職種に応じて使い分けたほうが、選考で有利。
  25. 自己PRも志望動機も、嘘はいけない。
  26. 太字は、油性サインペンより筆ペンのほうが、きれいで上品に見える。
  27. 志望動機をスムーズにするのは、ボールペンによるマーキング。
  28. 応募書類の提出の早さは、意欲や熱意を間接的に伝える。
  29. あなたの書いた文章には、期待させる要素がありますか。
  30. 「以上」の一言を、礼儀正しい印象に変える工夫。

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