失敗の最大の効用は、教訓が得られることです。
弱点を改善するには、失敗するのが近道です。
失敗するから「なぜ失敗したのか」と考えることができます。
失敗によって原因の場所がわかり、ピンポイントで改善できます。
失敗による被害はありますが、改善がピンポイントになるため、必要最小限で済みます。
しかし、中途半端な失敗の場合、原因究明が難しくなります。
中途半端な失敗は、状態も中途半端であるため、どこに原因があるのかわかりにくいからです。
原因が曖昧になれば、改善すべきポイントも曖昧になります。
ピンポイントの改善ができません。
もしかすると、正常なところを問題と見なして、誤って改善してしまうかもしれません。
改悪になる可能性があるのです。
だからこそ、失敗するなら、中途半端より完全にしたほうがいい。
完全に失敗すれば、それだけ痛みも被害も大きくなりますが「悪いのはここだ」と、はっきりわかります。
白黒はっきりさせたほうが、後の処理が簡単なのです。
失敗は大きくても、失敗の数を最小限に抑えられます。