プレゼンでの説明は、文語体か口語体か。
どちらが大切かというと、両方大切であり、両方必要です。
真面目すぎる発表者の中には、口頭で説明するとき、口語体ではなく文語体で説明する人がいます。
「今回の商品開発は、弊社の社員が一丸で全力を持って取り組み、開発いたしました」
言いたいことはわかりますが、ありきたりな説明です。
決して間違った表現ではないのですが、心に突き刺さる印象がないのです。
そこで口語体、いわゆる話し言葉を使うのです。
「今回は徹夜続きで本当に大変でした。やっと完成したのが今回の商品です」
少し乱暴な言い方ではありますが、印象に残りやすいとは思いませんか。
心の中にすっと入ってきますし、イメージが湧きやすくなります。
書き言葉によるプレゼンはとても丁寧な印象を受けるのですが、パンチがないのです。
そこで、文語体と口語体の両方を使います。
資料は文語体で記載し、説明は口語体で進めていけばいいのです。
「美しい資料」と「印象に残りやすい説明」の2つが両立できるのです。