新人がプレゼンの練習をするなら、電話対応がうってつけです。
電話対応そのものが、プレゼンの練習と言っても過言ではありません。
プレゼンと電話対応のどこに関係があるのか。
大いに関係するのです。
入社したばかりの新人は、まだ社会人らしい言葉遣いに慣れていないものです。
電話対応では言葉遣いを鍛える最もよい機会の1つです。
メラビアンの法則では、人から受ける印象のうち「話し方」が38パーセントも占めています。
55パーセントを占める「見た目」ほどではないにしろ、無視できない割合ですね。
言葉遣いの練習は、やはり電話対応が一番です。
頻繁にかかってくるので、練習する機会が何度もあります。
電話ではその基本を学べます。
繰り返しかかってくる電話だからこそ、反復しやすく身につきやすい。
新人の仕事は電話対応からと言われるのは、そうした理由からです。
社会人として無視できない話し方の練習をしているのです。
礼儀正しい言葉遣いで発表する提案は、真面目な印象を受けます。
丁寧な言葉遣いで発表する新商品は、うまくいきそうな気にさせます。
徹底的な電話対応の練習によって、丁寧な言葉遣いを頭ではなく、体で覚えるのです。
体で覚えれば、適切な表現が自然と口から出てくるようになります。
整った言葉遣いは、プレゼン全体の信用を上げる効果があるのです。