執筆者:水口貴博

魅力的なプレゼンをする30のコツ

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重要な情報を最初に言うと、聞き手の集中力が持続しやすくなる。

重要な情報を最初に言うと、聞き手の集中力が持続しやすくなる。 | 魅力的なプレゼンをする30のコツ

重要な情報ほど、プレゼンの後半に発表する人がいます。

始まってすぐ言ってしまうと、もったいない気がしているのです。

もったいぶりたい気持ちはわかりますが、よくありません。

重要な情報を後回しにしてしまうと、聞き手の集中力低下が原因で、きちんと聞いてもらえなくなるからです。

大切なのは、プレゼンが始まって最初の10分間です。

この10分間は、集中力が高いため、話した内容を覚えてもらいやすくなります。

しかし、10分間は、あくまで目安です。

実は少し工夫を加えれば、この10分ほどしか持たない集中力を持続できるようになります。

最初の10分以内に「最重要事項」を発表するのです。

集中力があるうちに最重要事項の発表があると、聞き手の興味は最高潮に達します。

重要な情報というのは、いわゆる「つかみ」です。

映画でも、最初につかみがあると興味を駆り立てられ、最後まで眠らずに見ることができるようになります。

本でも、最初に面白いと感じる部分があれば、面白い内容が続くに違いないと期待し、最後まで読まれやすくなります。

プレゼンでも、最初の10分以内に重要情報の発表をすれば、つかみの効果が得られます。

聞き手の集中が長く持続するのです。

魅力的なプレゼンをするコツ(21)
  • プレゼンが始まって10分以内に、最重要事項を発表して、聞き手の心をつかむ。
休憩を挟むと、聞き手の集中力は回復する。

魅力的なプレゼンをする30のコツ

  1. ポインターを使っているだけで、賢く見える。
  2. プレゼンは、企画書提出の段階で、勝負の半分が決まっている。
  3. SDS法とPREP法は、プレゼンでは欠かせない基本構成。
  4. プレゼンにテーマを作り、冒頭で発表する。
  5. 誰もが振り向くキーワードを、さりげなく含める。
  6. 上級者は、原稿なしでプレゼンを始める。
  7. 聞き手が眠くなるのは、問いかけないからだ!
  8. 要点は、もっと、短くできる!
  9. プレゼンの最中で思わぬアクシデントが発生。
    さあ、どうするか。
  10. 相手のことを知らなければ、魅力的なプレゼンはできない。
  11. プレゼンでの説明は、文語体と口語体のどちらがいいのか。
  12. プレゼンで必要な機器は、可能なかぎり、自分で準備する。
  13. メラビアンの法則から学ぶ、プレゼンで大切な3つのポイント。
  14. 開催時間を調整できるなら、ぜひ午前中に。
  15. 資料作成に力を入れても、目的になってはいけない。
  16. なぜ、わざわざプレゼンを開くのか。
  17. よいプレゼンのために、質の高いプレゼンをたくさん受講する。
  18. 時代に合った、プレゼンの手本の見つけ方。
  19. プレゼンが終わった後で、気を抜かない。
  20. プレゼンで最も力を入れるべきは、最初の10分。
  21. 重要な情報を最初に言うと、聞き手の集中力が持続しやすくなる。
  22. 休憩を挟むと、聞き手の集中力は回復する。
  23. プレゼンと電話対応には、深いつながりがある。
  24. 聞き手を参加させるプレゼンは、飽きさせない。
  25. 万が一に備え、データは2つに分けて持っていく。
  26. プレゼンの開始時間は、すでに発表の信頼に関わっている。
  27. プレゼンで、不幸にちなんだ体験談を混ぜよ。
  28. 「後で資料を見ておいてください」という言い方はやめる。
  29. プレゼンで本物を見せると、聞き手は身を乗り出す。
  30. 聞き手と目を合わせて話すことができれば、きっといいプレゼンができるに違いない。

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