何の前触れもなく、いきなりプレゼンをすることはありません。
たいていの場合、プレゼンの前には「企画書」なるものを上司に提出します。
発案した新商品の概要を、簡易的にまとめた資料です。
その提案が鋭い内容なら「さらに詳細を聞きたい」ということで、プレゼンの場を設けられることになります。
プレゼンというのは、この企画書を提出する段階で勝負の大半が決まっています。
「プレゼンをしてほしい」という要望があったということは、少なくとも相手は乗り気である証拠です。
聞き手が「興味がある」「もっと聞きたい」という気持ちになっているのですから、実現する可能性が高いわけです。
上司が前向きに評価をくだしています。
たとえ、プレゼンで企画の提案が落ちたとしても、そういう企画を発案できる人物として評価してもらえます。
単なる企画書とはいえ、侮ってはいけない。
プレゼンは、企画書提出の段階で、勝負の半分が決まっているのです。