執筆者:水口貴博

人生を変える「海外旅行」のすすめ

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若いころに受けた刺激は、その人の土台を作り上げる。

若いころに受けた刺激は、その人の土台を作り上げる。 | 人生を変える「海外旅行」のすすめ

「絶対音感」という言葉を聞いたことがありますか。

ある楽音の高さを、正確に識別できる能力です。

卵を割るときに、卵を軽くぶつけますが、その音の音階を正確に識別できます。

一般的にこの絶対音感を身につけるためには、3歳までが勝負と言われます。

脳が大変柔らかい3歳までに、何かの音楽教育を受けると、脳が適応しやすい。

子どもが母国語を認識するのは、8歳までが勝負と言われます。

8歳までに集中的に学んだ言葉を、自分の母国語と脳が認識します。

若いうちは脳が柔らかい。

脳が柔らかいうちに受けた刺激は、自分の基盤や土台になりやすい。

子どもは小さな体とは裏腹に、大人顔負けの圧倒的な吸収力があります。

柔らかいうちに勉強するほうが吸収は早く、忘れにくくなります。

この時期を見逃さないことです。

海外旅行に行くときも同じです。

「海外旅行にいく」と聞くと「贅沢ぜいたく」「いいご身分ね」「時間とお金に余裕があっていいね」と嫌みを言われることがあります。

若者ならなおさらです。

「学生の身分で」「若者のくせに」という言葉で、海外旅行に否定的な言葉を受けやすい。

しかし、そうした言葉は無視して結構です。

本気で信じて、大切な経験を先に延ばしていると、吸収力が弱くなります。

若いうちに経験するからこそ、異文化の吸収が早くなります。

同じ刺激でも「いつ刺激を受けるか」は重要です。

絶対音感や母国語の認識のように、早い時期に刺激を受けるほうが、その人の一生を決める重大な経験になる可能性が高いのです。

人生を変える「海外旅行」のすすめ(24)
  • 大事な経験は、先に延ばさないようにする。
なぜ海外に行くと、恋に落ちやすくなるのか。

人生を変える「海外旅行」のすすめ

  1. さあ、世界に目を向けよう。
    海外旅行をすると、見識が一気に広がる。
  2. 昔に比べ、現代ほど海外旅行がしやすい時代はない。
  3. 学生時代こそ、海外旅行をするベストタイミング。
  4. 難しく考えない。
    「行きたい」と思ったときに行くのが一番。
  5. 海外旅行の第一関門は、親の説得。
  6. 学生なら、遊びも勉強として受け止めてもらいやすい。
  7. 海外旅行で敷居が低くなる方法。
  8. 外国人に見慣れること。
    これが見識を広める第一歩。
  9. 本場は、おいしくない?
  10. 自分が感じる「おいしい」という基準は、必ずしも世界共通とは限らない。
  11. 期待をしつつも、期待しすぎないほうがいい。
  12. 「余裕ができてから」と思えるのは、すでに余裕がある証拠。
  13. 海外の体験は、海外でしかできない。
  14. 批判は抜きにして「そういうものだ」と受け入れる。
  15. 本当に素晴らしい観光地は、1回ではとても見切れない。
  16. 観光地は「誰と行くか」でまったく変わる。
  17. 時間もお金もなくていい。
    先に航空券を購入する。
    すると、時間とお金は作られていく。
  18. 海外旅行へ行くと、母国を客観視でき、素晴らしさを再認識できるようになる。
  19. 未知の経験が、素晴らしい教養。
    教えられたわけでもなく「なるほど」とわかることがある。
  20. 余裕がないときこそ、海外旅行をする意味は大きい。
  21. パスポートの出入国のスタンプは、勇気の証明。
  22. 現地の人と「挨拶」だけでなく「会話」もする。
  23. 自分の限界を超えるのは、難しいようで簡単。
  24. 若いころに受けた刺激は、その人の土台を作り上げる。
  25. なぜ海外に行くと、恋に落ちやすくなるのか。
  26. すべてを知ったつもりになっているのは、新しい情報が入ってこないから。
  27. 夢中になって写真を撮るより、自分の目で見て、感動すること。
  28. 本当に感動させられるのは「鮮明な写真」より「色あせた記憶」である。
  29. 海外旅行によって「世界の人はすべて、同じ人間」という認識を深めることができる。
  30. 興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。

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