人間は「自己限界」のようなものを、勝手に設けています。
自分の中には「この辺りが限界」という境界線のようなものが頭の中にあり、それを超えないよう無難な生活を送っています。
日常生活では、その一線を越えない程度に、行動したり発想したりする自分がいます。
それは、変化の乏しい生活に囲まれていたせいでもあります。
見慣れた風景に、いつもと変わらぬ日常では、なかなか自分の限界を超えるのが難しい。
変化を求められない生活でしたから、変化をする必要性もありませんでした。
しかし、海外を経験すると、変化が求められます。
海外旅行で新天地を経験するためには、大胆な発想や行動力が必要です。
現地での買い物は現地の通貨が必要であり、現地の言葉で会話を交わし、現地のルールやマナーに従う必要があります。
自分を変化させていかないと、対応できない。
それは今までの限界を超えようとしている証拠です。
海外では、いろいろな経験ができます。
文化・風習・通貨・言葉・街並み・人種。
感動できる体験、変な人、おぞましい光景、不思議な景色などです。
そういう母国では非日常的な経験をすることで「ここが限界」というストッパーが外れやすくなります。
海外に目を向けると「なんだ。いろいろな可能性があるではないか。我慢する必要はないんだ」ということに気づくからです。
そのため帰国してからは、以前より勇気ある行動ができるようになったり、発想が大胆になったりします。
これまでの自分の殻を破ることができるようになります。
自分を変えるのは、難しいようで実は簡単なのです。