私が留学中に思ったことがあります。
「留学をする学生の多くは恋愛を経験している」ということです。
長期の留学生のみならず、短期でやってくる海外旅行者でも、その傾向は多く見られました。
海外で出会った人と、あっという間に恋に落ちる。
現地に住んでいる人との恋愛もありましたが、特に目立ったのは、海外にきている人同士による恋愛です。
こうした話は、留学中にたくさんあります。
実は私も、恋愛をしたことがあります。
アメリカロサンゼルスで出会った日本人女性と恋愛して、毎日デートをしたり一緒に暮らしたりしていました。
自分の人生の中で、最も情熱的な恋愛でした。
経験したことがある身なので、なぜ海外に行くと恋に落ちやすくなるのか、心当たりがあります。
理由は、2つあります。
1つは「母国のしがらみからの解放」です。
国内では身近に家族や知り合いなど、多くの人間関係に囲まれています。
そういう人たちがいるからこそ人間関係は安定しますが、一方で何か思いきったことはしづらい。
ささいなことも近所の噂になりやすく、体裁や世間体などを考えます。
そのため実家の近所では、保守的で無難な行動ばかりになりやすい。
なかなか思いきったことができません。
しかし、海外に行けば、これまでの人間関係から解放されます。
周りは知らない人だらけ。
母国のしがらみからの解放があるため、思い切って恋もしやすくなります。
2つ目は「海外ならではの開放感」です。
今まで見たこともない土地を見ていると、気分が高揚します。
たとえばロサンゼルスのような年中気候が温暖で天気がいいところなら、町全体がデートスポットのようなものです。
海外では、数多くの観光地などのおかげで、わくわくしやすい。
その気分の高揚が常にあるため、海外で出会った異性とも、気分が高揚した恋愛になりやすい。
海外では、この2つの条件が自然と重なります。
国内では決してできない、今までの自分の殻を破った激しい恋愛をしやすいのです。