執筆者:水口貴博

人生を変える「海外旅行」のすすめ

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海外旅行によって「世界の人はすべて、同じ人間」という認識を深めることができる。

海外旅行によって「世界の人はすべて、同じ人間」という認識を深めることができる。 | 人生を変える「海外旅行」のすすめ

テレビや雑誌などのメディアでは、外国での出来事を報道することがあります。

そのときのあなたの感覚は、どんなものですか。

テレビでほかの国の事件があっても「自分には関係ない」というくらいにしか思わない自分がいるのではないでしょうか。

実は私も、以前はそうでした。

「人種が異なる」というのは「別の生物」のように捉えがちです。

肌の色・言葉・文化などが自分とは違い、別物という感じがあります。

第一印象として、そうした外見面から捉えてしまいがちです。

しかし、そうではない。

「肌の色・言葉・文化などの違いがあり、人として別物」というのは誤りです。

逆です。

「人としては同じで、違うのは肌の色・言葉・文化」というほうが正しい。

学校の教科書では「世界の人はすべて、同じ人間」という勉強をします。

それはあくまで頭でする勉強です。

わかっているようで、わかったつもりだけになっている。

知識でわかっていても、ほかの国の人と直接接する時間がないと、本当に実感が湧きません。

海外旅行には、そういう誤った認識を正す効果があります。

いくつかの国を回って、現地の人々の生活風景を目にすることでしょう。

すると、人として中心になる部分は、どの国も同じだということに気づきます。

私は海外旅行をするたびに思うことがあります。

「海外の人は、もっと怖いかと思っていたけど、普通だった」ということです。

みんな人は同じです。

生きるために働いてお金を稼ぎ、家族を構成し、食事をしたり寝たりです。

人と愛し合ったり、仲のいい友人と語り合って笑ったり、時には喧嘩をしたりです。

喜怒哀楽は、完全に世界共通です。

人としての根底は、世界のどの人も同じであることを、教科書からではなく、実体験から学べるのです。

人生を変える「海外旅行」のすすめ(29)
  • 現地の人を見て「人はみんな同じ」ということに気づく。
興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。

人生を変える「海外旅行」のすすめ

  1. さあ、世界に目を向けよう。
    海外旅行をすると、見識が一気に広がる。
  2. 昔に比べ、現代ほど海外旅行がしやすい時代はない。
  3. 学生時代こそ、海外旅行をするベストタイミング。
  4. 難しく考えない。
    「行きたい」と思ったときに行くのが一番。
  5. 海外旅行の第一関門は、親の説得。
  6. 学生なら、遊びも勉強として受け止めてもらいやすい。
  7. 海外旅行で敷居が低くなる方法。
  8. 外国人に見慣れること。
    これが見識を広める第一歩。
  9. 本場は、おいしくない?
  10. 自分が感じる「おいしい」という基準は、必ずしも世界共通とは限らない。
  11. 期待をしつつも、期待しすぎないほうがいい。
  12. 「余裕ができてから」と思えるのは、すでに余裕がある証拠。
  13. 海外の体験は、海外でしかできない。
  14. 批判は抜きにして「そういうものだ」と受け入れる。
  15. 本当に素晴らしい観光地は、1回ではとても見切れない。
  16. 観光地は「誰と行くか」でまったく変わる。
  17. 時間もお金もなくていい。
    先に航空券を購入する。
    すると、時間とお金は作られていく。
  18. 海外旅行へ行くと、母国を客観視でき、素晴らしさを再認識できるようになる。
  19. 未知の経験が、素晴らしい教養。
    教えられたわけでもなく「なるほど」とわかることがある。
  20. 余裕がないときこそ、海外旅行をする意味は大きい。
  21. パスポートの出入国のスタンプは、勇気の証明。
  22. 現地の人と「挨拶」だけでなく「会話」もする。
  23. 自分の限界を超えるのは、難しいようで簡単。
  24. 若いころに受けた刺激は、その人の土台を作り上げる。
  25. なぜ海外に行くと、恋に落ちやすくなるのか。
  26. すべてを知ったつもりになっているのは、新しい情報が入ってこないから。
  27. 夢中になって写真を撮るより、自分の目で見て、感動すること。
  28. 本当に感動させられるのは「鮮明な写真」より「色あせた記憶」である。
  29. 海外旅行によって「世界の人はすべて、同じ人間」という認識を深めることができる。
  30. 興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。

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