執筆者:水口貴博

人生を変える「海外旅行」のすすめ

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夢中になって写真を撮るより、自分の目で見て、感動すること。

夢中になって写真を撮るより、自分の目で見て、感動すること。 | 人生を変える「海外旅行」のすすめ

ときどき海外旅行に行って、現地で常に写真ばかりを撮っている人がいます。

名所旧跡は、やはり写真に収めて、後から振り返りたいと思うのでしょう。

私も昔、そういう時期があったので、気持ちはよくわかります。

もちろん家族や友人と記念撮影をするのはいいと思います。

しかし、視界に映るすべてを収めてやろうと夢中になるのは、疑問があります。

少しやりすぎではないかと感じます。

すべてをカメラに収めれば、家に帰ってから時間をかけてゆっくり確認できると思っているのでしょう。

しかし、そうすればするほど、大事な経験が抜けてしまいます。

夢中になって写真を撮っているため、その瞬間の感動が感じられにくくなってしまいます。

写真を撮ることもいいですが、撮ることばかりに夢中になりすぎないことです。

そのときの感動は、そのときしか味わえません。

便利なカメラがあるおかげで、旅行の感動が半減されていませんか。

いま一度、カメラを持つ手を離し、自分の目と体でその場の感動を味わうことです。

感動は、常に一瞬です。

その土地の感動は、そのとき、その瞬間しか味わえません。

タイムリーです。

写真で後から振り返ろうと思っても、映像だけになってしまう。

写真には残せない感動を、記憶に残すことです。

振り返って本当に感動できるのは、写真より記憶なのです。

人生を変える「海外旅行」のすすめ(27)
  • 写真として残すより、記憶として残す。
本当に感動させられるのは「鮮明な写真」より「色あせた記憶」である。

人生を変える「海外旅行」のすすめ

  1. さあ、世界に目を向けよう。
    海外旅行をすると、見識が一気に広がる。
  2. 昔に比べ、現代ほど海外旅行がしやすい時代はない。
  3. 学生時代こそ、海外旅行をするベストタイミング。
  4. 難しく考えない。
    「行きたい」と思ったときに行くのが一番。
  5. 海外旅行の第一関門は、親の説得。
  6. 学生なら、遊びも勉強として受け止めてもらいやすい。
  7. 海外旅行で敷居が低くなる方法。
  8. 外国人に見慣れること。
    これが見識を広める第一歩。
  9. 本場は、おいしくない?
  10. 自分が感じる「おいしい」という基準は、必ずしも世界共通とは限らない。
  11. 期待をしつつも、期待しすぎないほうがいい。
  12. 「余裕ができてから」と思えるのは、すでに余裕がある証拠。
  13. 海外の体験は、海外でしかできない。
  14. 批判は抜きにして「そういうものだ」と受け入れる。
  15. 本当に素晴らしい観光地は、1回ではとても見切れない。
  16. 観光地は「誰と行くか」でまったく変わる。
  17. 時間もお金もなくていい。
    先に航空券を購入する。
    すると、時間とお金は作られていく。
  18. 海外旅行へ行くと、母国を客観視でき、素晴らしさを再認識できるようになる。
  19. 未知の経験が、素晴らしい教養。
    教えられたわけでもなく「なるほど」とわかることがある。
  20. 余裕がないときこそ、海外旅行をする意味は大きい。
  21. パスポートの出入国のスタンプは、勇気の証明。
  22. 現地の人と「挨拶」だけでなく「会話」もする。
  23. 自分の限界を超えるのは、難しいようで簡単。
  24. 若いころに受けた刺激は、その人の土台を作り上げる。
  25. なぜ海外に行くと、恋に落ちやすくなるのか。
  26. すべてを知ったつもりになっているのは、新しい情報が入ってこないから。
  27. 夢中になって写真を撮るより、自分の目で見て、感動すること。
  28. 本当に感動させられるのは「鮮明な写真」より「色あせた記憶」である。
  29. 海外旅行によって「世界の人はすべて、同じ人間」という認識を深めることができる。
  30. 興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。

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