受験勉強には、順番があります。
受験勉強で合格するには、必要な科目の範囲を徹底的に絞って、集中的に勉強することです。
必要のない科目は徹底的に排除して、省くことです。
このメリハリが大切です。
受験勉強という限られた時間内で、最小努力で最大効果を発揮するためには大切なポイントです。
これがきちんとできて、実行さえしていれば、合格率は飛躍的に上がります。
しかし、こうしたことをいうと必ず反論する人がいます。
「若いときには無駄な勉強も必要だ」
「試験に必要のない勉強も、たまには必要だ」
「若いころは、何でもいいからがむしゃらに勉強しなさい」
まったくそのとおりです。
合格に必要のない勉強も、若いときには必要です。
もちろんしてはいけないと言っているのではありません。
順番があります。
無駄を学ぶのは「合格前」にしないほうがいい。
「合格後」にすればいい。
合格をした後は、どんなに無駄な勉強をしてもOKです。
若いときに必要な遊びをどれだけしてもOKです。
しかし、合格していない今は、ほんの少し辛抱して、合格に必要な科目だけに絞って勉強する必要があります。
合格した後は、好きな勉強をすればいい。
順番があるとはそういうことです。
これは勉強だけの話ではありません。
「自己管理」の訓練です。
受験勉強を通して、自分を律するよい機会になるのです。
実は、受験勉強と同時に「自己管理」の勉強もしています。