執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

24

手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。

手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。 | 部下を叱る30の方法

相手の険しい表情。

強い口調。

緊張した雰囲気。

叱るときにはつい、強い口調になってしまいがちですね。

それが自分でわかりにくい。

うまく抑えられればいいですが「叱る」という行為そのものの特徴で、なかなかこれが難しいです。

そうした感情を抑えるいい方法があります。

誰でもできる単純な方法です。

手紙やメールで伝える方法です。

手紙やメールには、表情や声が含まれていないので、淡々とした冷静なメッセージを伝えやすい。

感情的になっているときには威圧的で、発言も支離滅裂になりがちです。

しかし、手紙やメールなら、落ち着いて文章を考えることができます。

書き終わった後も、内容を何度も見直せます。

間違った発言をすることも少なくなるでしょう。

感情的にならずに、落ち着いて相手にメッセージを伝えることができます。

もちろん手紙を書くときには、丁寧な文章を心がけるのがポイントです。

書いた後も、何度も文章を見直して、とげのある言い方になっていないか注意しましょう。

それができれば、有効な方法になるに違いありません。

部下を叱る方法(24)
  • 感情的になりやすい人は、手紙やメールで落ち着いて伝える。
「しなさい」より「しましょう」。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

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