執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

13

厳しい指摘は反抗される。明るい指摘は受け入れてもらえる。

厳しい指摘は反抗される。明るい指摘は受け入れてもらえる。 | 部下を叱る30の方法

あなたがにこにこすれば、相手もにこにこします。

あなたが怒れば、相手も怒ります。

人間関係には、自然と「鏡の法則」が働いています。

自分の表情・感情・態度が相手に伝わり、同じような表情・感情・態度を反射してきます。

誰かを叱るとき、普通は険しい表情、怒りを交え、偉そうな態度になってしまいがちです。

「こら! それは違うだろ!」

険しい表情、怒りを交え、偉そうな態度で言われると、つい反抗したくなってしまいませんか。

むかっとしてしまいます。

厳しい指摘は反抗されやすい。

叱るときには、にこにこ叱ることです。

にこにこには、明るい雰囲気が漂っています。

叱るときには、明るく爽やかに悪い部分を指摘してきましょう。

難しいことではありません。

「ここは、こうしたほうがいいと思うよ」

にっこり言えば、相手もにっこりして「はい、わかりました」と素直に返事してくれるはずです。

なにより相手が気を使ってくれていることがわかります。

そういう部分が感じられると「ぜひ言うとおりにしたい」という気持ちになります。

「自分のためにわざわざ気を使って指摘してくれている」ということがわかると、愛を感じるのです。

部下を叱る方法(13)
  • 明るくにこにこしながら、指摘する。
叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。

部下を叱る30の方法

部下を叱る30の方法
  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
    叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
    相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
    ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
    大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
    叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
    自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
    感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
    叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
    お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
    指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。<br>昔の話を引っ張り出さない。
    いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
    人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。<br>明るい指摘は受け入れてもらえる。
    厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
    叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
    他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
    追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
    肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
    クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
    理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。<br>痛い時間が短いからこそ、よく効く。
    一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
    「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
    ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
    管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
    手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
    「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。<br>部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
    叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。<br>失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
    「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
    最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
    にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。
    どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

同じカテゴリーの作品

リーダーシップ」の人気記事

1
「知識」で部下に勝とうとしてはいけない。「人間性」で部下を圧倒する。
リーダーシップ
「知識」で部下に勝とうとしてはいけない。
「人間性」で部下を圧倒する。
尊敬される上司になる30の条件
2
人望を集める上司ほど、雑用を積極的にする。
リーダーシップ
人望を集める上司ほど、雑用を積極的にする。
尊敬される上司になる30の条件
3
偉そうにしているのは、二流のリーダー。謙虚になっているのが、一流のリーダー。
リーダーシップ
偉そうにしているのは、二流のリーダー。
謙虚になっているのが、一流のリーダー。
人望のあるリーダーになる30の条件
4
リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。
リーダーシップ
リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。
人望のあるリーダーになる30の条件
5
今すぐやる。うまくいかなかったら、変えればいい。
リーダーシップ
今すぐやる。
うまくいかなかったら、変えればいい。
人望のあるリーダーになる30の条件
6
「ありがとう」は、リーダーの基本。優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。
リーダーシップ
「ありがとう」は、リーダーの基本。
優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。
人望のあるリーダーになる30の条件
7
二流の上司は、できない部下を切り捨てる。一流の上司は、部下を磨いてダイヤモンドにする。
リーダーシップ
二流の上司は、できない部下を切り捨てる。
一流の上司は、部下を磨いてダイヤモンドにする。
尊敬される上司になる30の条件
8
脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。
リーダーシップ
脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。
人望のあるリーダーになる30の条件
9
部下は「今のこと」を考える。リーダーは「次のこと」を考える。
リーダーシップ
部下は「今のこと」を考える。
リーダーは「次のこと」を考える。
人望のあるリーダーになる30の条件
10
偉そうなことを言うのではなく、偉い行動をしよう。
リーダーシップ
偉そうなことを言うのではなく、偉い行動をしよう。
尊敬される上司になる30の条件

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION