執筆者:水口貴博

プレッシャーに強くなる30の方法

19

「恥をかかないように」と心がけている人ほど、恥をかく。

「恥をかかないように」と心がけている人ほど、恥をかく。 | プレッシャーに強くなる30の方法

プレッシャーに弱い人は「恥をかかないように」と心がけていることが特徴です。

真面目にスピーチしようとする人ほど、緊張して体がこわばっています。

何事もそつなくこなして、他人から笑われないように気をつけています。

しかし、逆を言えば、これほど他人から視線を気にしている姿勢もありません。

いつも他人からの視線を気にしているので、緊張します。

恥をかかないようにと心がけることで強いプレッシャーを感じてしまい、逆に失敗しやすくなります。

一方、プレッシャーに強い人は「恥をかきにいこう」と心がけています。

恥をかきにいこうと考えると、急に気が楽になります。

恥をかかないように努力するのは大変ですが、恥をかくのは難しくありません。

「初めからうまくいかなくてもいい」

「失敗してもいい」

「ダメだったら、またやり直せばいい」

楽観的に考えていると、恥が怖くなくなります。

「私はあまりスピーチに慣れていませんが、ご了承ください」

失敗を前提とする前説から始める人ほど、スピーチがうまいです。

初めに自分が下手であることを告白すると、適度に場が和みます。

汚点をさらけ出してしまえば、怖いものはありません。

恥をかくのが前提になっているため、実際に恥をかいても不思議なことではないと感じ、リラックスできます。

そこで緊張が抜け、いい具合にスピーチができています。

「なんだ。うまく話ができているではないか」

驚かれて、評価も上がりやすくなるのです。

プレッシャーに強くなる方法(19)
  • 恥をかきにいこうと、心がける。
負けて当然の試合で勝つのが、一番の快感である。

プレッシャーに強くなる30の方法

  1. プレッシャーは、苦しむものではなく、生かすもの。
  2. プレッシャーがあるから強くなれる。
  3. プレッシャーに強い人は、失敗を前向きに捉えている。
  4. プレッシャーは、あなたへの教育が完了すれば、自然と消えてなくなる。
  5. タイムプレッシャーを活用すれば、本来以上の自分を発揮できる。
  6. 意気込んでも、意気込みすぎない。
  7. 世の中のほとんどは、失敗しても問題がないことばかり。
  8. 「失敗しない」と考えるより「成功させる」と考える。
  9. 失敗したときのことは、そのときになって考えるのがちょうどいい。
  10. 目をつぶって深呼吸し、乱れた精神を整える。
  11. 時間がないときこそ、好きな人とデートする絶好のタイミング。
  12. 全力を尽くせば、最大を発揮できるだけでなく、気持ちの整理もしやすくなる。
  13. 家族の写真からパワーをもらう。
  14. スランプを乗り越えるには、練習しかない。
  15. 覇気を出すためには、声を出せばいい。
  16. 自分のほうが弱いとわかっていても、あえて強気で臨むこと。
  17. 腰を曲げていると、気の巡りが悪くなる。
  18. 他人からの期待は、感謝しつつも気にしすぎない。
  19. 「恥をかかないように」と心がけている人ほど、恥をかく。
  20. 負けて当然の試合で勝つのが、一番の快感である。
  21. 好きなことをやっていると、疲れるどころか元気になる。
  22. 疲れを感じるのは、やりたいことができないとき。
  23. 達成感は、疲れを吹き飛ばす。
  24. 嬉しい期待や応援も、かえってストレスになることもある。
  25. 失敗の原因と改善さえ学べれば、失敗は忘れたほうがいい。
  26. いくつかの失敗報告は、一度にまとめてしまえばいい。
  27. プレッシャーを感じても、力を入れないほうがいい。
  28. 死に直面する出来事以外は、しょせんどれも小さなこと。
  29. どんなに頭のいい人でも、焦っているときは頭の働きが鈍くなっている。
  30. プレッシャーの真の意味とは「教育」である。

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