私は試験勉強のときには、よく「1人授業」をしていました。
先生は、自分。
生徒も、自分です。
学んだことを、自分が先生になった気分で立って、声に出して説明をします。
もちろん自分の部屋でするのが、一番手っ取り早いでしょう。
私の場合は、リラックスできるお風呂場で、よく1人授業をしていました。
湯に浸かりながら声に出したり、頭や体を洗いながら、1人でぶつぶつ話したりします。
言葉を口に出します。
この1人授業の一番の効果は、積極的なアウトプットにより、復習効果が高いことです。
声に出して説明しようとすることは、いわばアウトプットです。
しっかりインプットができていなければ、できることではありません。
人は、学ぶ側より教える側に立ったほうが、いい勉強ができます。
先生のように歩きながら、ノートを見て、声に出し、耳で聞きます。
五感を徹底的に刺激して、復習します。
また説明をしようとすると「どう説明すればいいのか」という壁に当たることでしょう。
覚えたと思った自分の記憶が、いかに曖昧だったかがわかり、言葉に詰まります。
噛み砕いてわかりやすく説明するために、さらに頭を回転させます。
脳の別の分野を刺激することで、より幅広く脳を活用することになるので、記憶も忘れにくくなり、復習効果も高いです。
うまくアウトプットができるということは、しっかりインプットできている証拠です。
アウトプットをしながら、より記憶をたしかなものにして、復習もできます。
あなたが復習をするときには、一度自分が先生になったことを想定して「1人授業」をしてみましょう。
これをするかしないかで、勉強の効果は変わってきます。