就職対策本を買って読み終わると、別の本が気になります。
「もう1冊買って、読んでみよう」
そう思って新しく本を買って読み終われば、さらに別の本も気になり始める。
そんな状況に心当たりがあるなら、要注意です。
たくさん読んだほうが勉強した気になるのは、受験の参考書と同じ現象です。
もちろん勉強する姿勢は素晴らしいのですが、単にたくさん読めばいいわけではありません。
大切なことは、しっかり読んで、身につけることです。
読んで終わりにしている人が多い。
読むだけでは意味がありません。
得た知識を生かしてこそ、意味があるのです。
就職対策本ごとに、内容も異なって見えますが、そう見えるだけです。
書いている本質は、どれも同じです。
就職対策本は、マニュアル本です。
考え方や手順についてまとめた本です。
書き方や記載範囲は本によって異なりますが、大切な部分は、どの本もほぼ同じなのです。
自分に合った本があれば、その1冊をしっかり読んで、身につけることです。
何度も読んで、復習する。
そして、生かすことです。
もし生かすことができないなら、本が悪いのではなく、読み方に問題があるのではないでしょうか。
流し読みになっていたり、読むだけで終わりにしていたりなどです。
生かせるような読み方をすることです。
読んで「なるほど」と納得すれば、すぐ実行してみましょう。
読みかけでもいいから、本を閉じて、すぐ行動に移すのです。
これだけでも、本の生かし方がずいぶんよくなります。
しっかり生かせる読み方ができれば、就職対策本は、数冊でも十分です。