執筆者:水口貴博

苦手な上司との30の付き合い方

13

嫌な人からは、反面教師として学びを得よう。

嫌な人からは、反面教師として学びを得よう。 | 苦手な上司との30の付き合い方

どんな上司であろうと、必ずあなたのためになる先生となります。

それはたとえ短所があり、うんざりしてしまうという上司でもそうです。

よい上司というのは、尊敬でき長所がある上司だけでなく、短所のある上司も、実はあなたのためになるのです。

悪い上司からは「反面教師」として学べるからです。

反面教師とは、相手の悪い部分から「こうなってはいけない手本」として学んでいくことです。

自分にはない部分を学びながら、同時に性格や態度が悪い上司からは「こうなってはいけない」ということを学びます。

ということは、あなたの上司がどんな上司であろうと、必ず学ぶべき点があるということになるのです。

あなたが上司をどう見るかで、どれだけ学べていけるかが変わってきます。

いつかくるであろう上司になる日のために、今からいいところをどんどん吸収していきましょう。

今はつらい時期でも、将来必ずあなたのためになります。

私も仕事をしていると「世の中にはこんなに性格の悪い人が存在するんだ」と驚いてしまうほど、性格の悪い人もいます。

それは上司とは限らず、同僚であったり、お客さまであったりします。

天然記念物になるのではないかと思うくらい、嫌われる態度や発言しかしない人です。

そんなとき、にこにこ私は表情こそ穏やかにしてはいますが、心の中ではストレスをぐっとこらえています。

そんな人を目の前にすると、やはり私もいらいらしてしまうこともあります。

しかし、それと同時に「このようには絶対ならないようにしよう」と強く思います。

そんな経験が、今このように本を書くためのネタとなり、原動力ともなってくれているわけです。

性格の悪い上司でも、少なからず私の向上心に火をつけてくれる大役を果たしてくれているわけです。

嫌な人であるほど、忘れられない存在になります。

学ぶことなどないのは結局あなたが学ぶべき点を見つけられないということでしかないのです。

すべての人は先生になるのです。

苦手な上司との付き合い方(13)
  • 性格の悪い上司を、反面教師にする。
仲良くなるためのアプローチは、まず自分から。

苦手な上司との30の付き合い方

  1. 宝くじのように、厄介な上司に大当たりしてみよう。
  2. 仕事の楽しさは、人間関係で決まる。
  3. 「何をするか」より「誰とするか」のほうが大切。
  4. 尊敬できることを見つけることが、うまくやっていくためのポイント。
  5. 「勉強になりました」は、相手のためにも自分のためにもなる。
  6. 間違ってもいいから、自分なりに考えて答えを出す。
  7. 挨拶は、まず自分から。
  8. 上司からの叱責を、必要以上に重く受け止めない。
  9. お土産が、上司との心の距離を縮めていく。
  10. 上司は、あなたがどれだけ一生懸命にやっているかを見ている。
  11. 上司は嫌われるのが仕事。
    それを理解しておこう。
  12. 上司は犬と同じ。
    逃げれば逃げるほど、噛みついてくる。
  13. 嫌な人からは、反面教師として学びを得よう。
  14. 仲良くなるためのアプローチは、まず自分から。
  15. 忘れられないお説教が、あなたの人生を変える。
  16. 手柄を上司にプレゼントをすると、上司と自分の両方の株が上がる。
  17. 部下は上司を引き立てるために存在する。
  18. 口で言うより、まず行動で示す。
  19. つまらない仕事をしないと、本当のチャンスは与えられない。
  20. 上司を楽しませることも、あなたの仕事の1つ。
  21. 回り道を進んでできる人が、強くなる。
  22. 礼儀やマナーも、仕事の1つだ。
  23. 甘えることも、仕事のうち。
  24. 上司を変えるより、自分が変わろう。
  25. ホウレンソウは、人間関係の潤滑油として活用する。
  26. 上司の自慢話や武勇伝は、驚くリアクションで対応すればいい。
  27. 小さなトラブルでも、隠さず報告しよう。
  28. 日頃から行っている練習のときこそ、本気になる。
  29. 性格を、しっかり把握する。
  30. すべての出会いを生かそう。

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