入社したばかりのころは、仕事を選んではいけません。
新人は、ただでさえ仕事ができない人間ですから、大きな仕事を任せられません。
もちろん仕事を選ぶこともできません。
選べても、雑用程度の仕事ばかりです。
「企画の担当をしたい」
「脚本を書きたい」
「リーダーをやりたい」
「案件の取りまとめ役をしたい」
入社前は、自分が主役になり、社内の注目を集める夢を何度も見ます。
しかし、入社をすれば、そんな夢も現実では、瞬く間に消えます。
大きな仕事には、大きな責任が伴います。
新人は仕事を選ぶことはできず、雑用的な仕事からやらされることになります。
つまらない仕事、みんなが嫌がる仕事、誰もが避ける仕事、かっこ悪い仕事ばかりが、雑用として残ります。
つまらない雑用をどれだけしっかりこなしているかによって、先輩たちは「彼に任せても大丈夫そうだな」と感じます。
少しずつ責任のある仕事を任せてくれるようになります。
新人は、大きな仕事で自分をアピールできません。
雑用を通して自分をアピールするのです。
特に新人のうちは、どんな仕事でも引き受ける姿勢をもちましょう。
どんな仕事でも嫌な顔をせずに引き受ける人は、先輩からの評価が特に高くなります。
みんなが嫌がる仕事を「はい、わかりました」と対応できる人には「この人は、ただものではないぞ」と脅威を与えることができます。