執筆者:水口貴博

人生100年時代を生きる30の言葉

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健康常識のアップデートを忘れない。

健康常識のアップデートを忘れない。 | 人生100年時代を生きる30の言葉

人生100年時代では、健康常識が重要です。

健康常識が古いままになっていないでしょうか。

すでに健康常識を知っているからといって、今も変わらず通用するとは限りません。

医学研究が進むにつれ、昔は常識とされていたことが、現在は変わっていることがあります。

時には逆になっていることもあるのです。

たとえば、一昔前であれば「お酒は適量であれば健康に良い」とされていました。

しかし、現在は違います。

その後の研究によって、お酒は少量であっても体に悪影響があることが判明しています。

もちろんお酒はストレス解消や円滑なコミュニケーションとして有効ですが、健康目的で積極的に飲むのは控えるのが良いでしょう。

健康維持に必要な歩数についても、昔と今とでは変わっています。

昔は「健康のために歩く長さは、1日1万歩が理想的」とされていました。

厚生労働省が2000年に発表した『健康日本21』でも、それを推奨する文言があります。

しかし、その後の研究によって内容が変わりました。

健康維持であれば、1日10000歩も歩く必要はないことが判明したのです。

現在では、1日6000~8000歩の範囲で十分な健康効果があるとされています。

卵のコレステロールについても、昔と今とでは変わっています。

卵はコレステロールが多いため、以前は「1日1個まで」が推奨されていました。

しかし、その後の研究によって、卵には血中コレステロールを下げる成分も含まれていることが判明しました。

そのため、健康な人であれば、卵の制限は不要となりました。

厚生労働省のガイドラインでも「卵の摂取個数に制限を設けない」といった表現がされるようになりました。

「卵は1日1個まで」は現在、古い健康常識となっているのです。

健康常識を身につけているからといって、安心とは限りません。

古い知識のままだと、間違っていたりやり過ぎていたり、時には逆効果になっていたりすることもあります。

世の中の常識が変わることがあるように、健康常識も変わることがあります。

年齢を重ねても、健康に関する本や雑誌に目を通すことは大切です。

定期的に健康情報に触れ、健康常識のアップデートを忘れないようにしましょう。

人生100年時代を生きる言葉(24)
  • 最新の健康情報に触れて、健康常識をアップデートさせる。
人はいつ死ぬかわからない。
大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。

人生100年時代を生きる30の言葉

  1. 人生は、1時間40分の映画。
  2. 昔の楽しい思い出を振り返るより、これからの楽しい予定を考えよう。
  3. 老いは、嫌がるものではなく、楽しむもの。
  4. 毎月末に今月を振り返ろう。
    成果や反省点をチェックして、翌月に生かそう。
  5. 人生に、同じ天気は1つもない。
  6. 美しいものを見る機会を、積極的に作っていこう。
  7. 仕事に役立たないことが、人生を豊かにする。
  8. 何かを始めるのに、遅すぎることはない。
    人生100年時代から見ると、まだまだ時間はある。
  9. しわは、顔にできる年輪。
    深みを与える力がある。
  10. 旅行は「行けるうちに行く」が正解。
  11. 自分で自分に宿題を出す人が、成長する。
  12. 苦手な食べ物に、期待の声をかけよう。
    「いつかおいしく食べられる日が来るといいな!」
  13. 「面白そうだから」という理由だけで、チャレンジしていい。
  14. 本音で話してくれる人を憎んではいけない。
    本音で話してくれる人こそ大切にする。
  15. 歩けば、健康運が上がる。
  16. 「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。
  17. 今や人生100年時代。
    今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。
  18. 白髪染めを面倒と思うか、楽しいと思うかで、過ごし方が変わる。
  19. 1つの名前にとらわれる必要はない。
    出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。
  20. 勉強は、学校に行かなくても、できる。
  21. 季節の移り変わりは早い。
    せめて1つくらいは「季節らしい思い出」を作ろう。
  22. 貧しいと嘆いてはいけない。
    どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。
  23. 死ぬまで働くことを、不幸なことだと決めつけない。
  24. 健康常識のアップデートを忘れない。
  25. 人はいつ死ぬかわからない。
    大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。
  26. 怖いから足を止めるのではない。
    足を止めるから怖くなる。
  27. 病気自慢をしない。
    健康自慢をしよう。
  28. マティスは晩年、寝たきりのまま切り紙絵を制作した。
    人は何歳からでも、新しいことにチャレンジができる。
  29. 97歳で大学を卒業した男性がいる。
    年を取ると記憶力が衰えるのは、ジョークだ。
  30. 自分に「若い」と語りかけ、ヤングなアダルトになろう。

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