公開日:2022年10月10日
執筆者:水口貴博

心に余裕がないときの30の言葉

12

身近な人から休むことを勧められたとき、表面的な返事だけになっていないか。

身近な人から休むことを勧められたとき、表面的な返事だけになっていないか。 | 心に余裕がないときの30の言葉

真面目な人や頑張り屋さんにありがちな光景があります。

あるとき、家族や職場の人から休むことを勧められます。

「働きすぎですよ。ちょっと休みましょう」

「いつも仕事熱心ですね。仕事のしすぎじゃないですか。たまには休暇を取りませんか」

「今日も残業ですか。あまり無理なさらないでください。たまには息抜きも必要ですよ」

そのときは「そうですね」「考えておきます」と一度は口にします。

ところが、実際に休むことはありません。

相変わらず熱心に働き続けます。

口だけの返事になっているのです。

「休みませんか」と言われても「そうですね」「考えておきます」の返事が条件反射になっていて、馬耳東風になっている。

表向きは素直な返事をしていても、実際は心の中で「休む必要はない」と拒否しています。

OKの返事をしておきながら、実際の行動が伴っていないのです。

これは良くありません。

いつの間にか自分もそうなっていないか、振り返ってみることが大切です。

身近な人からの忠告は大事です。

自分では、なかなか自分のことが見えません。

目の前のことに集中すればするほど、自分を客観視できなくなります。

仕事を頑張っているときは、ストレスがたまっていても気づきにくいことがあります。

ドーパミンやノルアドレナリンの作用によって、疲れを疲れと感じなくなり、体調を把握しにくくなるからです。

いつも頑張っていると、それが当たり前になってきて、だんだん感覚が麻痺まひしてきます。

ブレーキを踏むことを忘れ、アクセルを踏んだままになることが多い。

その結果、実際は心や体が悲鳴を上げているのに、それに気づけないことがあるのです。

自分は「まだ大丈夫」「まだ頑張れる」と思っていても、実際はわかりません。

疲れやストレスは、自分では気づけないことが多いもの。

頑張りすぎているときは、ストレスの影響で、自分の状態を正しく把握できなくなります。

熱心に働くのはいいのですが、働きすぎは体に毒です。

「過労死」という言葉もあるように、働きすぎは命の危険もあります。

無理に頑張っていると、ある日ぱたりと倒れるのです。

「仕事のしすぎ」「休んだほうがいい」と言われることがあるなら、よほど根詰めて頑張っている証拠です。

特に身近な人からの言葉は重要です。

人から「休んだほうがいい」と言われたときは、表面的な返事だけで終わらせるのではありません。

心優しい言葉を素直に受け入れ、きちんと休みを取りましょう。

休憩を入れて、のんびりする時間を作りましょう。

有給休暇を取って、しっかり休むのもよし。

思い切って長期休暇を取って、たっぷりリフレッシュするのも素晴らしい。

人の忠告を生かすことで、健全な人生を歩めます。

心に余裕がないときの言葉(12)
  • 人から休むことを勧められたときは、表面的な返事だけで終わらせず、きちんと休みを作る。
いらいらしたときは、大空に浮かぶ雲を眺めよう。
ぼんやり眺めているだけで、心が落ち着く。

心に余裕がないときの30の言葉

  1. 余裕ができるから遊び心を持つのではない。
    遊び心を持つから余裕ができる。
  2. 励ましの言葉が浮かばないときは、無理に言葉をひねり出さなくていい。
  3. あなたが不自由なのは「こう思われたい」に縛られているから。
  4. 人生の不調に悩んでいる人は、人生に浮き沈みがあることを忘れていないか。
  5. スマホのホーム画面がごちゃごちゃしていませんか。
    使わなくなったアプリは、どんどん削除しよう。
  6. 出会って早々相手に名前を呼ばれたら、こちらも名前で呼ぶのがマナー。
  7. どんなスポーツにもルーツがある。
    ルーツを知ると、もっと好きになれる。
  8. 自分の趣味を、人に押し付けない。
  9. 疲れやすいのは、窮屈な服や靴のせいではないか。
  10. あなたがモテないのは、出会いがないからではないか。
  11. みんなから好かれるのは不可能。
  12. 身近な人から休むことを勧められたとき、表面的な返事だけになっていないか。
  13. いらいらしたときは、大空に浮かぶ雲を眺めよう。
    ぼんやり眺めているだけで、心が落ち着く。
  14. ただ道を進むのではない。
    道を究めるのだ。
  15. 「疲れた」が口癖になっていると、疲れやすくなる。
  16. 世の中に、欠点しかない人は1人もいない。
  17. 社運をかけたことは、おおむね失敗に終わる。
  18. 休むことが苦手な頑張り屋さんは、発想を転換しよう。
    「休むという仕事を頑張る」と思えばいい。
  19. 自慢話で仲は深まらない。
    失敗談で仲は深まる。
  20. どんなに大変な時期も、ずっと続くことはない。
    「今は耐えるとき」と言い聞かせよう。
  21. 本当のプロは、道具に八つ当たりしない。
  22. 「私が責任を取る」と断言するリーダーに、部下はついていく。
  23. 「やる気がないから動けない」はうそ。
  24. 「締め切り日の提出」と「締め切り前の提出」は、似て非なるもの。
  25. 元気がないとき、下を向くのではない。
    元気がないときこそ、上を向く。
  26. 羨ましい気持ちになって終わるのではない。
    心の変換機でパワーに変えるのだ。
  27. バーゲンセールのときほど、財布のひもにご用心。
  28. 全力で逃げるときは、振り返らない、立ち止まらない。
  29. どんなに時間をかけても、判断を誤ることはある。
    判断で大切なのは「時間をかけること」ではなく「熟考」。
  30. 「できて当たり前」というセリフには要注意。

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