執筆者:水口貴博

ご縁を大切にする30の言葉

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目上の人に面会の機会をいただいたなら、下調べが欠かせない。

目上の人に面会の機会をいただいたなら、下調べが欠かせない。 | ご縁を大切にする30の言葉

目上の人と面会するとき、下調べを一切しないで会いにいく人がいます。

自分から「お会いしたいです」とお願いして、機会をいただいたにもかかわらずです。

彼ら彼女らの言い分は次のようなセリフです。

「素人目線で質問したいので、あえて何も下調べしていません」

「真っさらな頭で質問したいので、下調べはスキップしました」

「余計な思い込みがあるといけないので、プロフィールや経歴などは確認していません」

たしかに事前に下調べすることで、いろいろな予備知識が入ってきます。

知れば知るほど詳しくなり、純粋な思考を邪魔することもあることもあるでしょう。

時には衝撃的な事実を知ることとなり、驚かされることもあるはずです。

相手について下調べをするうちに偏見や先入観が生まれ、それが面会に悪影響を及ぼす心配も出てくるかもしれません。

入念な下調べをすることで、純粋な思考を邪魔する可能性があることも事実です。

しかしだからといって、下調べゼロで面会するのはよくありません。

それは目上の人に対して失礼です。

最もらしい言い分に思えますが、結局のところ下調べが面倒なだけです。

それなりの理屈をつけて、自分の怠慢を正当化させています。

下調べゼロで面会すると、相手は自己紹介から始めなければいけなくなり、手間暇がかかります。

目上の人は「なぜ私がわざわざ話さないといけないの?」と眉をひそめ、中座をしたい気持ちに駆られるでしょう。

調べればわかるような質問をしないことです。

目上の人は、貴重な時間を割いて会ってくださっています。

目上の人であればあるほど、1分1秒が貴重です。

こちらから「お会いしたい」とお願いしたのなら、しっかり下調べしておくのが欠かせません。

OB・OG訪問をするなら、事前に企業情報をしっかりチェックしておくことです。

企業のウェブサイトを隅から隅まで目を通して、プロフィールの詳細まで把握に努めます。

著名人と面会するなら、相手のプロフィールや経歴をしっかりチェックしておきます。

出版している著書があるなら、可能なかぎり読み込んでおきます。

作品数が多くてすべて読むのが難しければ、せめて代表作だけでもチェックしておくことです。

ばったり会って話すときは別ですが、わざわざ面会の機会をいただいたなら、下調べは必須です。

時間の許すかぎり、徹底的に下調べを行いましょう。

とことん調べて尽くして、相手のついての予備知識を「これでもか!」というほど頭に叩き込んでおくことです。

詳しく調べておけばおくほど、面会の冒頭から突っ込んだ質問ができるようになるため、話が早く進みます。

「よく調べてきているではないか!」と感心した相手は、下調べの努力の見返りとして、特別に秘密を話してくれるかもしれません。

「素人目線になるため」「真っさらな頭でいるため」「思い込みを避けるため」などの言い訳は禁句です。

初めて訪問する企業があれば、きちんと下調べをするのがビジネスマナーですが、これは目上の人に対しても同じことです。

目上の人に面会の機会をいただいたなら、しっかり下調べをしたうえで会いにいきましょう。

ご縁を大切にする言葉(7)
  • 目上の人に面会の機会をいただいたなら、しっかり下調べをしたうえで会いにいく。
人間関係は、利率の高い銀行。
大切にすればするほど、価値が大きくなって返ってくる。

ご縁を大切にする30の言葉

  1. 「出会って終わり」という自分を終わりにする。
  2. 年齢を聞く癖をなくす。
    年齢を知りたい気持ちもなくす。
  3. 出会えただけで「ご縁」と呼べる理由としては十分。
  4. 「一時の関係にお金を出す」と思うから、高く感じる。
    「一生の関係にお金を出す」と思えば、安く感じる。
  5. 「これも何かのご縁」と言うだけ、すべての出会いが未来につながる。
  6. 人脈を広げたかったら、まず人望を集める。
    人望が集まれば、自然と人脈は広がっていく。
  7. 目上の人に面会の機会をいただいたなら、下調べが欠かせない。
  8. 人間関係は、利率の高い銀行。
    大切にすればするほど、価値が大きくなって返ってくる。
  9. 「私を覚えていますか」と聞くのは感じが悪い。
    相手を焦らせ、恥をかかせる可能性がある。
  10. 立場の高い人ほど、誰かに会いたがっている。
  11. 大切な人ほど、重要な存在と気づくのに時間がかかる。
  12. 再会をするときは、前もって前回の会話内容を思い出しておく。
  13. 心に突き刺さる言葉を言ってくれる人は、神様。
  14. 会うことは恥ずかしくない。
    恥ずかしいと思うから、恥ずかしいのだ。
  15. 相手が自分のことを覚えていないとき、どうするか。
  16. 相手に好意があっても、伝わらないとゼロ。
  17. あなたの印象は、姿勢で決まる。
    姿勢が美しくなれば、出会いも美しくなる。
  18. 素晴らしい出会いができたから「ご縁」と呼ぶのではない。
    「ご縁」と呼ぶから素晴らしい出会いになる。
  19. 1対1で会っているときは、目の前の人に集中するのがマナー。
    「世界には今この人しかいない」と思うくらいでちょうどいい。
  20. 謝れない人はご縁が続かない。
  21. 別れ言葉を工夫すれば、ご縁が続く。
  22. 「会いたくありません」とはっきり断られることは幸い。
  23. お互いが離ればなれになっても、心ではつながっているようにする。
  24. 念願の人と会ったら、ぜひ記念写真を撮っておこう。
    懐かしい思い出になり、あなたの中で生き続ける。
  25. 「お会いできて嬉しいです」より「夢が叶いました」
  26. すぐ顔に出る人を悪く言ってはいけない。
    相手の感情を一目で確認できることほど、楽でありがたいことはない。
  27. 出会いに恵まれるから「おかげさま」と感謝するのではない。
    「おかげさま」と感謝するから出会いに恵まれる。
  28. 残念な出会いであっても、いい出会いをした後のように、すがすがしい表情をしよう。
  29. ご縁を逃しても落ち込まない。
    世の中には、まだまだたくさんのご縁がある。
  30. 一度しか会ったことがないのに、ずっと覚えている人がいる。
    一生忘れられない人がいる。

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