会いたいとお願いをしてみたものの、はっきり断られることがあります。
「会いたくありません」
「お断りさせていただきます」
「あなたと会うことはありません」
「そもそも会っても仕方ありません」
厳しい言葉でストレートに断られると、ぐさりと胸に突き刺さります。
ショックを受けて落ち込む人もいるでしょう。
自分を否定されているようにも感じます。
厳しい言い方で断られると、不快に感じる人もいるはずです。
しかし、はっきり断られたとき、感情的になるのはよくありません。
もし相手が濁した言い方で断っていたなら、どうなっていたでしょうか。
「考えておきます」と言われたら「会えるかもしれない」と期待していたでしょう。
「ちょっと今は都合が悪いです」と言われたら「それなら別の日なら会えるのかな」と考えてしまうでしょう。
人によっては期待を持たせた言い方で断ってくることがあります。
本当は会うつもりはないのに、期待を持たせた言い方をされるのは迷惑です。
無駄なやりとりをしたり精神的に疲れたりしていたはずです。
相手から「会いたくありません」とはっきり言われたことは幸いです。
望みがないことがわかり、きっぱり諦めることができるからです。
「はっきり断ってくれてありがとう」と考えることです。
相手を憎んだり恨んだりしないことです。
はっきり断られてよかったと考えましょう。
はっきり意思表示をしてくれたことに感謝しましょう。
なかなかそう思えない現実があるかもしれませんが、幸いなことです。
はっきり断ってくれたおかげで、未練を残さず気持ちよく次のステップに進めます。
大切なことは「前を向くこと」です。
はっきり断られることはショックですが、長期的に考えると、実は最も優しい言い方です。
おかげでさっと気持ちを切り替えられます。
無駄な時間を過ごさなくて済みます。
ショックはあるかもしれませんが、物理的にけがをしたわけではありません。
入院は不要です。
心がちょっと傷ついただけであり、重大ではないはずです。
心の傷は、時間が癒してくれます。
さっと気持ちを切り替えて、次の出会いに目を向けましょう。
「会いたくありません」とはっきり断られることは幸いなのです。