道端を歩いていて自分の名前を呼ばれると「おや」と思い、振り返ります。
自分の名前だけあって無視することはできず、つい反射的に体が反応してしまいます。
むしろ振り返らないほうが難しいくらいです。
それは自分の名前が、自分に大きく関係しているから、強く反応してしまうのです。
人は誰でも自分に関係していることに関しては、強い興味を抱き、気にしてしまいます。
誰にでも必ず興味のあることと言えば「自分のこと」です。
世界中のどんな人でも、自分に関しては必ず興味があります。
この原則にのっとっていつも元気な人は、何でも自分に関連づけようとしているのです。
興味のないことでも「何か自分に関係していることはないか。参考になることはないか」と、探し出します。
元気のない人と元気のある人とでは何が違うのかというと、自分に関係していることを「探す」か「探さない」かという違いです。
中には自分には全然関係のないこともあるでしょう。
しかし、元気な人は、何とか自分に結びつけようと考え、関係のあることを探して見つけます。
少しでも自分に関係することが見つかれば、後は自然に興味が湧き、積極的になってしまうのです。
これが元気になるポイントです。
女性がきれいなアクセサリーに喜んでいる横で、自分には関係ないと白けてしまえばそれまでです。
しかし、興味のない男性でも、勉強の一環として考えれば、自分にも関係があり、興味も湧いてくるものです。
この習慣を身につけておくと「すべてが自分に関係している」のではないかと思うようになります。
いつも元気な人は何にでも興味を示しますが、興味がはじめにあるからというより、自分とリンクさせようとしているからです。