同棲には、どんな準備が必要でしょうか。
「同棲」と一言で言っても、それを実現させるにはいくつか準備が必要です。
同棲の準備は、大きく分けて5つあります。
「意識合わせ」「貯金」「ご両親への挨拶」「部屋探し」「引っ越し」の5つです。
同棲の準備として最初に必要なのは、意識合わせです。
自分だけ同棲をしたくても、相手の同意がなければできません。
同棲は、お互いの同意のうえで始めるもの。
パートナーの了承を得ておくことが必要不可欠です。
パートナーが嫌がっているなら、説得が必要です。
丁寧に同棲のメリットを説明すれば、相手の同意を引き出しやすくなります。
また、同棲をするなら「結婚前提」と「期限付き」が必須条件です。
目的と計画も、できるだけ具体的であるほうがいいでしょう。
「いつ、どこで、暮らすのか」という話し合いも欠かせません。
こうした内容を、きちんと2人で話し合い、意識を合わせておきましょう。
意識合わせも、抽象的より具体的のほうが理想的です。
同棲に向けて気持ちが整っていくことで、決意も固まってきます。
決意も固まるにつれて、同棲へのモチベーションも高くなります。
同棲には、お金も必要です。
同棲をすると決めた日から、同棲に向けた貯金を始めましょう。
無駄遣いを減らし、節約を始めます。
引っ越しをするにも同棲生活を送るにも、やはりお金です。
同棲を始めるには「3カ月分の生活費は準備すべき」といわれています。
どんなに少なくても「1カ月分の生活費」は必要です。
同棲の成功率は、お金も影響するポイントです。
貯金があるかどうかで、同棲の成り行きが決まると言っても過言ではありません。
同棲を始めたら、待ち受けているのは現実です。
同棲生活を送るには、生活費が必要なので、少しでも多くの貯金をしておくといいでしょう。
同棲をするなら、前もってきちんとご両親への挨拶をしておくほうがいいでしょう。
自分たちはよくても、ご両親からの許可を得ておかなければなりません。
面倒に思うかもしれませんが、親の立場を考えてみてください。
大事なわが子が、異性と2人で暮らすとわかれば、不安や心配で落ち着かないでしょう。
そのため、同棲前の準備として、きちんとご両親にご挨拶を済ませておくのがマナーです。
結婚することになれば、長いお付き合いになるでしょう。
きちんとご両親にご挨拶を済ませておけば、良好な人間関係を築けます。
同棲中に困ったことがあれば、ご両親に相談しやすくなり、サポートを受けやすくなるでしょう。
引っ越しをするなら、部屋探しです。
自分の都合だけでなく、2人にとって都合のよい場所や間取りで決めましょう。
部屋の間取りは、同棲環境の快適性に大きく影響するポイントです。
同棲の間取りは「2K以上」がよいとされています。
理想は「2LDK」です。
リビングとダイニングキッチンの揃った環境のほうが、円満な同棲を実現できます。
ワンルームや1Kも不可能ではありませんが、制限やストレスが多いため、事情がないかぎり避けておくほうがいいでしょう。
新築やデザイン性に惑わされず、身の丈に合った部屋を探すのが得策です。
築年数の古い建物でも、きれいに内装を整えれば、快適な環境にできます。
最後のステップは、引っ越しです。
引っ越し作業は、引っ越し業者に任せることもできますが、自分たちで行うのも悪くありません。
引っ越し作業も、思い出作りの1つになるでしょう。
荷物を運び終えたら、ほっと一息つきたいところですが、もう一踏ん張りです。
できるだけ早く段ボールから荷物を取り出し、整理整頓を済ませましょう。
「郵便物の転送サービス」を郵便局で申し込めば、旧住所に送られた荷物は、新住所に転送できます。
大量の段ボールを処分するなら、引っ越し業者による「段ボール回収サービス」が便利です。
忘れないうちに、会社への報告や住民票の異動も済ませておきましょう。
無事に引っ越しが終わって、部屋の整理整頓ができれば、晴れて同棲の始まりです。