同棲では「ついで」の一言に注意しましょう。
「ついで」という言葉は、便利な一言です。
パートナーが行動するとき、あわせて仕事を依頼したいときの一言です。
もちろん「ついで」という言葉を、適度に使うぶんにはいいのです。
たとえば、パートナーが買い物に行くとわかれば「ついでに○○を買ってきて」とお願いしたくなるでしょう。
もちろんたまにはパートナーにお願いするのも悪くありません。
同棲では、助け合いの精神が大切です。
仕事をまとめたほうが、効率がよくなります。
パートナーにとってもほとんど手間はかからず、自分も仕事が減るので楽になります。
しかし、これも程度の問題です。
露骨に「ついで」という言葉が多用されると、身勝手でわがままな印象が出てきます。
「ついでに卵と牛乳も買ってきて」
「ついでにごみも出しておいて」
「ついでに掃除もしておいて」
「ついで」という言葉を使えば使うほど、家事が偏ります。
役割分担が形骸化する。
仕事を押し付ける印象が強くなる。
だんだん自分の当番をサボりがちになる。
パートナーは「家事が偏っている」「なぜ私ばかり頑張っているのだろう」と不満を持つに違いありません。
パートナーはどんどんストレスをためていき、いつか爆発することになるでしょう。
「ついで」を多用しすぎると、喧嘩はもちろん、マンネリや倦怠期をもたらす原因にもなります。
「ついで」という言葉は便利ですが、多用には注意してください。
「少しお願いしすぎていないだろうか」と振り返る余裕を持ちたい。
パートナーを頼るのはいいですが、役割分担が偏るほど頼りすぎないこと。
本来、自分の役割は自分がするべき仕事です。
パートナーの負担になっているなら、あえて「ついで」を控えることも大切です。