別れ話を切り出しにくいとき、代行に頼りたくなる人もいるかもしれません。
「ほかの人に別れ話をしてもらえば、自分は苦労しなくて済むのではないか」
たしかに第三者を通して別れ話を伝えれば、自分の苦労は最小限で済むでしょう。
たとえば、親や友人です。
恋人が取り乱しても、代行してくれた人が対処してくれます。
細かい話し合いを第三者に代行してもらえれば、自分は何もしなくてよくなるので、楽になるでしょう。
しかし、自分から直接言いにくいとはいえ、やはり他人に別れ話を代行させるのはよくありません。
誠意が伝わらないからです。
別れ話に親や友人が登場すると「なぜ本人から直接言わないのか」と思われ、相手を驚かせるでしょう。
いくら他人が別れ話をきれいな言葉で伝えたとしても、代行という時点で誠意が感じられません。
逃げ隠れしている様子もあり、卑劣な印象を与えるでしょう。
「自分のことすら自分でできないのか」と思われ、幼稚な印象も与えます。
他人に代行させると、かえって別れ話がこじれる可能性もあります。
事件性がある場合を除き、別れ話が言いにくくても、本人から伝えるのが最もスマート。
話し方が下手であっても、別れ話は直接自分から切り出すのが賢明です。