おそらく今、これを読んでいる人は「失恋」を経験中の人ではないでしょうか。
あるいは、失恋に恐れを抱いている人や、関心を持っている人ではないでしょうか。
人との関係は、出会いから始まり、別れによって関係が切れます。
そもそも「お付き合い」とは、どのような状態のことを指すのでしょうか。
何を持ってして、お付き合いができている状態だと断言することができるのでしょうか。
皆さんは、こうした疑問を持ったことがありませんか。
お付き合いには、以下の2種類があります。
(1)心まで結びついてのお付き合い
(2)見かけ上だけのお付き合い
失恋をしたときには、まず何を真っ先にすればいいのでしょうか。
とにかく泣くことです。
涙を流して、泣くだけ泣ききってしまうことです。
相手に振られて失恋をしてしまえば、無意識のうちに過去の楽しかった日々を思い出してしまうようになります。
大切なものは、失ってからその価値に気づきます。
大切な人も、いなくなってから、その存在価値にようやく気づくのです。
過去を懐かしみたい気持ちもわかります。
もう一度同じ日々が戻って来てほしいと願う思いもあることでしょう。
しかし、それは残念ながら、二度と戻ってきません。
失恋をしている人の中には、たまにこういうことを言う人がいます。
「その人以上の人は考えられない!」
失った人への執着が強く、ほかの人へ目を向けようとしない人です。
失恋をしたときには、どうすればその苦しみを癒すことができるのでしょうか。
お金もかからず、努力も必要ない最も簡単な方法は、ただ時が過ぎることを待つのみです。
人間には、肉体的な自然治癒力だけでなく、精神的な自然治癒力も備わっています。
時間が過ぎ、またいつもの自分を取り戻してくれば、そのときからほかの人に目を向けてみましょう。
失恋中は、とにかく視野が狭くなりほかのことも考えられず、手が付けられない状態です。
唯一、時間という万能薬により、ゆっくりですが、あなたを精神的に癒してくれます。
失恋は、その名のとおり「恋を失う」と書きます。
何らかの理由により振られてしまい、恋人を失ってしまうことです。
失うことで、自分が弱くなり、もろくなり、力が抜けてしまうように思えますが、実は逆です。
私が失恋したときのことです。
涙がぼろぼろこぼれ、じっとしていられず、とりあえず誰かに話を聞いてもらいたくなりました。
悲しい気持ちだけでなく、不満や後悔がたくさんあり、誰かに打ち明けたくてたまらなかったのです。
考え方によっては、失恋は大きなチャンスとなります。
何のチャンスになるかというと、束縛から解放され、自由になれるチャンスということです。
束縛から解放されれば、1人になることができ、そうした時間は自分磨きのための絶好のチャンスとなります。
「本気で失恋から立ち直りたいが、どうすればいいのか」
本気で失恋から立ち直りたいと願っていれば、一緒に撮った思い出の写真をすべて捨ててしまうことをおすすめします。
一緒に撮ったビデオやプリクラも、記念にもらったプレゼントまでもです。
失恋をすれば、失恋について猛烈に勉強がしたくなります。
それまでは考えもしなかったことですが、いざ自分が経験をしてみると、突然として勉強欲が湧いてきます。
「なぜ?」
失恋をすると、過去を振り返りたくなります。
失恋がきっかけになり、今まで気づかなかった大切なことに、失恋後に気づくようになります。
今まで当たり前だった、好きな人との日々が突然輝かしく思え、過去ばかりを振り返りたくなります。
私が10代のころ、失恋したある日の話です。
失恋をした直後の私は、自分の気持ちを抑えられず、目の前にあったノートに気持ちを書きつづったことがあります。
新品の買ったばかりのノートであり、たしか勉強のために買ったつもりでしたが、もうどうでもよくなっていました。
浮気とは何でしょうか。
浮気とは、すでに付き合っている人がいるにもかかわらず、ほかの異性に心を移し、付き合ってしまうことです。
「今の恋人には飽きて、もっと好きな人を見つけたから、隠れて付き合う」ということです。
私が失恋でめそめそしていたときは、部屋の中にこもり、じっとしていました。
まさに、引きこもりです。
外へ出るわけでもなく、何かするわけでもなく、部屋の中でこもっていました。
つらく苦い失恋も、受け止め方によっては、失うことより得られることのほうが多い、大変貴重な経験になります。
失恋によって失うことは何でしょうか。
好きな人、1人だけです。
失恋と聞けば、悪い印象ばかりが目立ちますが、本当にそうでしょうか。
私は失恋を経験した後、自分が今までどれほど束縛されていたのかを知り、驚いたことがあります。
失恋とは、それまでの束縛から解き放たれる「解放宣言」です。
気分が落ち込んだときには、音楽という心強い味方がいます。
音楽によって得られる効果は絶大です。
元気を与え、癒しを与え、楽しさを与え、安らぎを与えます。
失恋したときに立ち直るためには、思い切って大声を出して泣くことも欠かせない方法の1つです。
我慢をする必要はありません。
泣くことを我慢してしまうと、自分に対して嘘をついているということです。
失恋を経験することで何がよくなるのかといえば、失恋に悲しむ人の気持ちが理解できるようになるということです。
自分が実際に失恋を一度でも経験すると、友人が失恋によって涙を流しているときの心情を理解できるようになります。
あなたは傷がつけば、それだけ自分が弱くなると思っているのではないでしょうか。
失恋によって心の支えを失ったときには、気持ちが不安定です。
自分だけが世界の中にぽつんといるような孤独感を抱くようになります。
実際はそうではなくても、恋人という大きな心の支えを失った後は、気持ちがか弱くなっているのです。
学校のテストの悪い点には、必ずわけがあります。
「遊んでばかりで勉強ができなかったから」
「ゲームばかりしていたから」
花には、一定の周期があります。
芽を出し、茎を伸ばし、枝が生え、最後には満開の花を咲かせます。
花が咲いているときが最も華やかな時期であり、その後は花びらが散り、枯れていく一方です。
悲しい別れを表現した映画は、普段はなかなか心が痛くて見られません。
しかし、失恋をしたときには、自分への慰めとして見ることはとても効果的です。
いつもならわからないような登場人物の心情や行動が、理解できたり納得したりできるようになります。
私が今まで失恋をしたどの経験も、壊れた恋の直後は、やはり気持ちが落ち込みました。
特に振られたときの気持ちの落ち込みは、言葉を使って表現しきれないほどの複雑な感情が、同時に入り乱れます。
中学生だった14歳の私は、初めて失恋なるものを経験します。
大切なことは、失ったときに気づけます。
手に入れている瞬間は、そのありがたみや価値がわかりません。
しかし、失ってしまえば、その瞬間に努力も時間も必要なく、誰でも大切さを理解することができるようになります。
私は、失恋をすることで、自分の経験を通した失恋話をすることができるようになりました。
失恋を経験したことがなかったころは、経験がないだけに、聞く側ばかりでした。
話したい気持ちはやまやまでしたが、何しろ失恋を一度も経験したことがないときは、話もできなかったのです。